研究課題/領域番号 |
19K11058
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
|
研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
桑田 弘美 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (70324316)
|
研究分担者 |
多賀 崇 滋賀医科大学, 医学部, 准教授 (30273410)
白坂 真紀 滋賀医科大学, 医学部, 助教 (40378443)
坂本 裕 岐阜大学, 教育学研究科, 教授 (20310039)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | 小児がん / 相談支援 / 経験者 / 生活を守る / 小児がん患者 / 小児がん経験者 / 生活支援 / 支援コーディネーター |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、小児がん患者と経験者の生活を守る小児がん患者支援コーディネーター を養成することである。小児がんに罹患してから長い入院生活が始まるが、その入院生活から退院後の生活、そして小児がん経験者として自立を目指して生活をするところまでの切れ目のない支援を構築していく。 これまでの調査結果を具体化し、小児がんサバイバーとも呼ばれる小児がん経験者に、小児がんの克服体験と就労に至るまでの経験、仕事を継続させる秘訣などをインタビュー調査し、その内容を統合させる。 その後小児がん患者支援のための研修会を定期的に行い、小児がん支援コーディネート講座につなげ、評価し、養成講座として完成させる。
|
研究実績の概要 |
コロナ禍の影響で、研究代表者らが小児科外来への立ち入りが制限されているため、予定していたインタビュー調査はできなかったが、小児がんに罹患した子どもを育てた経験がある親御さんA氏と連絡がつき、その当時の治療や療養生活についてお話を聞くことができた。A氏の子どもは大人となり、結婚や子育てをしているということであった。子ども自身は幼いころの闘病が小児がんだったことは、その当時よく理解できていなかったということであった。A氏はその後、少しでも同じ境遇の方の役に立ちたいと、患者会などに所属し活躍されていた。小児がんサバイバーとされる小児がん経験者の親御さんによるコーディネーターという可能性を感じ、養成の方向づけが示唆された。 また、小児がん患者支援については、これまでも教育者の関りが重要と考えてきた。そこで、滋賀県に所属する保健師との協力を得て、夏休みに教育委員会の方との懇談会を開催した。特に入院する高校生への学習支援について情報交換を行った。コロナ禍によって、どの学校もZOOM等の利用によるリモート授業が行えるようになったが、高校生の場合は、リモートでも双方向性の授業を行わないと単位として認められないということであった。教育関係者との連携も踏まえ、療養中の高校生への学習支援について検討すべきと考えた。 そこで、病気療養中の高校生への学習支援について、京都で携わっている医教連携コーディネーターとして活躍する教員と医療者から実際のところを教えて頂き、小児がん患者・家族支援への移行期医療に関する示唆を得ることができた。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウィルス感染症が感染症法上の移行に伴い、インタビュー調査をするための準備は整っている。その時期を待って早急にデータ収集・分析をする予定である。
|
今後の研究の推進方策 |
研究分担者である小児科の多賀医師と、ニーズ調査を進める。多賀医師からコーディネートをしていただき、研究協力者のご希望にあわせて、調査をさせていただく。
|