研究課題/領域番号 |
19K11059
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 香川大学 (2021) 九州大学 (2019-2020) |
研究代表者 |
川田 紀美子 香川大学, 医学部, 教授 (70709592)
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研究分担者 |
牛島 廣治 日本大学, 医学部, 上席研究員 (10091068)
宮田 潤子 (秋吉潤子) 九州大学, 医学研究院, 講師 (20380412)
濱田 裕子 第一薬科大学, 看護学部, 教授 (60285541)
野口 ゆかり 聖マリア学院大学, 看護学部, 准教授 (70304847)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 母子関係 / 家庭内性教育 / 総排泄腔遺残症 / 親子関係 |
研究開始時の研究の概要 |
総排泄腔遺残症は、女児にのみ発生する、胎生期に尿道・膣・直腸が分離不全を来し、排泄孔を一つしか持たない先天的難治性稀少泌尿生殖器疾患である。出生直後からの複数回の手術により生殖器に後遺症状を伴うため、思春期には恋愛や性交、妊娠等に支障を来す場合が多い。そのため患者には性に関する特別な配慮が必要であるが、セクシャルヘルスへの支援には母親の役割が不可欠であり、本研究結果より母親を含めた支援システムの構築を目指す。具体的には、国内複数の病院で通院治療を受けている総排泄腔遺残症患者とその母親を対象に調査を行い、母親による患者への家庭内性教育の実情と母子関係の特徴、およびそれらの関連について検討する。
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研究成果の概要 |
女子大学生を対象とした、母娘関係と家庭内性教育、性的リスク対処意識、娘の性行動との関連についてアンケート調査を行った。その結果を、総排泄腔遺残症に関する全国規模の患者交流会と市民公開講座(Zoom開催)の中のランチョンセミナー「いつかお子さまと性の話をするために…」で発表した。また、セミナーの反応を把握するためにアンケートを行なった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
母子関係の特徴が家庭内性教育の実情にどのように影響を及ぼしているかについて理解することができ、セクシャルヘルス向上における母子関係の重要性を提言できることができた。また、研究成果を総排泄腔遺残症患者やその家族と共有することができた。
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