研究課題/領域番号 |
19K11064
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 石川県立看護大学 |
研究代表者 |
千原 裕香 石川県立看護大学, 看護学部, 講師 (50738408)
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研究分担者 |
西村 真実子 石川県立看護大学, 看護学部, 名誉教授 (50135092)
金谷 雅代 (東雅代) 石川県立看護大学, 看護学部, 准教授 (80457887)
山田 ちづる 石川県立看護大学, 看護学部, 助手 (90832915)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 子ども虐待予防 / 親になること / 高校生 / 被愛情感 / 自己肯定感 / 子ども虐待防止 / 世代間交流 / ライフストーリー / 世代間伝達 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は親になる前から始める子ども虐待予防支援プログラムとして、負の世代間伝達を断ち切る第1歩となることをめざした、「親子交流(世代間交流)を通して親になることを考える」プログラムを開発することである。 高校生(特に親子関係に問題を抱える生徒)が①子ども・子育て・親になることに対して肯定的な感情が持てる②子ども・子育て・親になることに対しての否定的感情が軽減する③親と子の関係を肯定的に捉えることができるをねらいとし、世代間ライフストーリー・インタビューやグループセラピーの要素を取り入れたプログラムを作成し、準実験デザインによる自記式質問紙調査によりプログラムの効果をねらいの3側面から評価する。
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研究成果の概要 |
親になる前から始める子ども虐待防止支援は、全ての若者に対し親性準備性を高めるためのポピュレーションアプローチを行いながら、その中に存在する世代間伝達が危惧される者に対し世代間伝達を抑制することを目指したハイリスクアプローチを組み込むことが望ましいと考えられ、学校教育の中で実施する改良版「親子交流を通して親になることを考えるプログラム」を考案し効果検証を行った。 高校生1,295名を対象に質問紙調査を実施した結果、ポピュレーションアプローチとして有効であること、被愛情感が不十分な生徒も子育てに対する不安は高まらずに自己肯定感が上昇し世代間伝達を抑制するファーストステップとなりうることが確認できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、全ての若者に対し親性準備性を高めるためのポピュレーションアプローチを行いながら、その中に存在する世代間伝達が危惧される者に対し世代間伝達を抑制することを目指したハイリスクアプローチを組み込んだプログラムを開発でき、子ども虐待防止支援の一助となったと考える。また本プログラムは、日本の学校教育に適応したプログラム内容であり、多くの学校で応用可能であり、広く活用できる。
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