研究課題/領域番号 |
19K11065
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 福井県立大学 |
研究代表者 |
東 知宏 福井県立大学, 看護福祉学部, 准教授 (90582908)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 手洗い / 幼児 / 手洗い教育 / 児童福祉施設 / 認定こども園 / 教育プログラム / 年長児 / 手指衛生 / 保育士 / 幼児(5~6歳) |
研究開始時の研究の概要 |
認定こども園における手指衛生教育上の問題点と現場のニーズを調査し、その結果から教育プログラムを検討する。その後、認定こども園において、教育プログラムを使用した手指衛生教育を保育士と共同して実施する。教育プログラムの効果は、教育前後、および1か月後の手指衛生時の除菌効果の変化と、幼児の手洗い手技の変化によって有効性を検証する。同時に、教育プログラムを実施した保育士に対して利便性の調査を行い、教育プログラムの修正を行う。
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研究成果の概要 |
2019年度に認定こども園4施設において、年長児(5~6歳)を対象とした手洗い教育の効果を調査したところ、手洗い教育1か月後には3施設において手洗い手技の実施率が手洗い教育前と同程度まで低下していた。この調査結果を基に、2021年度には認定こども園4施設の協力を得て、手洗い教育の内容および教育方法について検討を行った。協力を得た4施設において検討した手洗い教育を実施し、2019年度と同様の調査を行ったところ、手洗い教育後、手洗い教育1か月後ともに手洗い手技の実施率が向上していた。2022年度には、手洗い教育方法についてのリーフレットを作成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究結果から、これまで明らかとされてこなかった幼児に対する手洗い教育の効果を手洗い手技の実施率の変化から明確にすることができた。その結果を基に、手洗いに関する知識を有する研究者と手洗い教育に携わる保育教諭が共同し、手洗い教育方法のモデルを提示することができたことは、今後の幼児に対する手洗い教育効果の向上と手洗い教育に携わる保育教諭の負担軽減に寄与することができたと考える。また、手洗い教育のモデルをリーフレットとして提示することにより、リーフレットを参考にする保育教諭は手洗い教育方法について具体的に知り、実践に移せると考える。
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