研究課題/領域番号 |
19K11067
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 浜松医科大学 |
研究代表者 |
山本 真実 浜松医科大学, 医学部, 准教授 (90710335)
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研究分担者 |
門間 晶子 名古屋市立大学, 大学院看護学研究科, 教授 (20224561)
浅野 みどり 名古屋大学, 医学系研究科(保健), 教授 (30257604)
野村 直樹 名古屋市立大学, 大学院人間文化研究科, 名誉教授 (80264745)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 子育て支援 / 対話 / 多声的 / 子育て世代包括支援センター / 継続支援 / 児童虐待予防 / 子ども虐待予防 / 多声性 |
研究開始時の研究の概要 |
研究の目的は、①対話的な子育て支援における専門家のスタンスや役割を明らかにすること、②母子保健活動や子育て支援での相談や助言において保健師が認識する専門家のスタンスや役割、葛藤、継続的な支援のために大切にしていることや工夫を明らかにすること、③実践現場との協働により対話的子育て支援のための心構えガイド(仮)を考案することである。第1調査として、既存の支援における対話時の専門家のスタンス等を整理する。第2調査として、保健師へのインタビュー、対話に関する勉強会等を経て、対話を通した子育て支援の心構えを文章化し、実践し、リフレクションを行い、対話的子育て支援のための心構えガイド(仮)を考案する。
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研究成果の概要 |
本研究では、子育て支援における親・家族と保健師の対話に注目し、継続的な子育て支援を実現するための「対話的子育て支援のための心構えガイド」を考案した。 保健師へのインタビューを行い、データを質的帰納的に分析した。継続的な支援において保健師が心がける対話の姿勢を明らかにし、「対話的子育て支援のための心構えガイド」とした。保健師によるガイドを意識した実践と、実践後のインタビューにより、このガイドが対話を続ける拠り所となること、対話の姿勢への新しい理解を見出す足がかりとなることが明らかとなった。また子育て支援を“子育ての物語を共創していくこと”と考える“対話的子育て支援”という支援のあり方を提示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義として、子育て支援を「対話」という視点で見つめ直すことで、子育て支援とは、親・家族と保健師が一緒に創るものであるとし、“子育ての物語を共創すること”を重視した“対話的子育て支援”という支援のあり方を提案したことが挙げられる。社会的意義として、継続的な子育て支援における親・家族との対話における保健師の姿勢を示し、対話の姿勢について理解を広げるための足がかりにもなる「対話的子育て支援のための心構えガイド」を考案したことが挙げられる。これにより、これまで言及されていなかった子育て支援における親・家族と保健師との対話について明示し、継続的な子育て支援の実現に寄与した。
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