研究課題/領域番号 |
19K11072
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
|
研究機関 | 県立広島大学 |
研究代表者 |
宮下 ルリ子 県立広島大学, 公私立大学の部局等(三原キャンパス), 教授 (00453522)
|
研究分担者 |
内藤 知佐子 京都大学, 医学研究科, 研究員 (10405053)
船木 淳 愛知医科大学, 医学部, 講師 (80553312)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2025-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | 助産シミュレーション学修 / 助産実践力 / 助産師教育 / 思考力・判断力 / 学修評価 / 助産教育 / 助産シミュレーション学習 / 助産実践能力 / 助産シミュレーション / アドバンス助産師 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、思考力・判断力を兼ね備えた助産師の育成を目指し、アクティブラーニング(AL)型の様々なシミュレーションシナリオの体験を通して、助産実践能力の習得を可能とする助産師育成の基盤となるプログラムを開発することである。これは、分娩介助等のいわゆるテクニカルな部分に当たる助産技術習得に加え、思考力・判断力などのノンテクニカルスキルの習得もねらい、助産実践能力習熟度段階レベルⅢ(アドバンス助産師)である「自律した助産ケアを提供できる助産師」の認証に向けて、助産師育成教育プログラム(基礎編)の開発である。最終的には、助産師の教育・育成に活用できるシミュレーションシナリオ集の完成を目指す。
|
研究実績の概要 |
本研究は、思考力・判断力を兼ね備えた助産師の育成を目指し、アクティブラーニング(AL)型の様々なシミュレーションシナリオの体験を通して、助産実践能力の修得を可能とする助産師育成の基盤となるプログラムを開発することを目的としている。 対象者は、助産師学生から卒後2年目までの助産師である。今年度は、全ての教育課程(学部・専攻科・大学院)の助産師学生および新人助産師を対象にシミュレーション学修を対面で実施する予定であった。まず、専攻科の助産師学生のみを対象に実施した。入学時~臨床実習前の学習目標は、周産期の場面イメージすること、円滑なコミュニケーションはかることであり、学生間で知識や情報を共有することで、場面のイメージ化とコミュニケーションスキルの向上ができた。さらに、臨床実習後では、助産実習で実施した助産ケアを振り返ることを目的に、助産診断および助産ケアの実施計画の立案を行った。学生は、実習での体験も振り返りながら、明確な医学的根拠をもって助産診断や助産ケアの実施計画ができていた。最終的には、卒業時は1年間の学修を統合するために、異常の早期発見および妊娠期から産褥期までの継続的な視点で実施した。昨年度同様に、助産師学生は、継続的に対象に関わることで、対象のニーズに沿った助産ケアの重要性を感じ、対象のニーズに沿った助産ケアを展開するための思考力・判断力の強化に繋がったことが明らかになった。次に他の教育課程(学部,大学院)および臨床助産師(卒後2年目まで)への調査を実施できる様、教育機関および医療機関への調査依頼および調査実施に向けた準備し遂行したが、アフターコロナにより、受け入れ状況が厳しく遂行が実現できなかった。次年度は、現時点で遂行している専攻科の助産師学生のシミュレーション学修の評価方法を検討していくことを目指していく。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
専攻科以外の教育課程(学部,大学院)および臨床助産師(卒後2年目まで)への調査を実施できる様、教育機関および医療機関への調査依頼および調査実施に向けた準備し遂行したが、アフターコロナにより、受け入れ状況が厳しく遂行が実現できなかった。
|
今後の研究の推進方策 |
次年度は、現時点で遂行している専攻科の助産師学生のシミュレーション学修の評価方法を検討していくことを目指す。
|