研究課題/領域番号 |
19K11082
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
|
研究機関 | 筑波大学 (2022) 千葉大学 (2019-2021) |
研究代表者 |
岩田 裕子 筑波大学, 医学医療系, 准教授 (00292566)
|
研究分担者 |
森 恵美 千葉大学, 大学院看護学研究科, 教授 (10230062)
木村 佳代子 千葉大学, 大学院看護学研究科, 助教 (30635371)
遠山 房絵 千葉大学, 大学院看護学研究科, 助教 (70845073)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 父親 / 睡眠 / うつ / 周産期 / 看護 / アクティグラフ / システマティックレビュー |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、父親の産後うつとの関連が示唆される父親の睡眠に着目し、アクティグラフを用いて客観的な睡眠を測定するのに加えて、主観的な睡眠を自記式質問紙を用いて測定する。 研究1では、父親の産後うつの経験に関する質的研究のシステマティックレビューを行い、父親自身にとっての主観的な産後うつの経験を明らかにする。 研究2では、妊娠期から産後6か月間における父親の客観的・主観的睡眠の質および産後うつの有症率を縦断的に記述し、これらの関連の有無を明らかにする。 研究1の質的な結果および研究2の量的な結果を考察することにより、父親の産後うつ予防のための効果的な看護介入プログラムの開発のための基礎資料とする。
|
研究成果の概要 |
本研究では、「研究1:父親の周産期うつ予防的介入のスコーピングレビュー」および「研究2:妊娠期から産後6か月間におけるアクティグラフを用いた父親の睡眠の質と産後うつとの関連」を実施した。 研究1では、公表済のプロトコルに基づき、2次スクリーニングを実施中である。令和5年度中に分析を進め論文投稿予定である。研究2では、妊娠後半期の15名分のデータ分析結果を公表した。妊娠後半期においては、父親の睡眠の質は良好で、抑うつ症状は少なく、妊娠中の睡眠の質全体と抑うつ症状との間に関連は見られないことが明らかとなった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
国内外において、周産期の父親の睡眠についての研究が殆どない中で、妊娠期から産後6ヶ月までの父親の主観的・客観的睡眠の質を明らかにしたことの学術的意義は大きい。さらに、研究1・2の結果を合わせて考察することで、父親の産後うつ予防の効果的な介入開発のための基礎資料となる。特に、父親の睡眠に注目した創造的な介入開発につながることが期待できるところが、本研究の意義である。
|