研究課題/領域番号 |
19K11084
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 鹿児島大学 (2020-2022) 浜松医科大学 (2019) |
研究代表者 |
水田 明子 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (50515830)
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研究分担者 |
尾島 俊之 浜松医科大学, 医学部, 教授 (50275674)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 保護者 / 小学生 / COVID-19 / 緊急事態宣言 / 養育態度 / 主観的健康感 / 養育大度 / 母子保健 / 虐待 / 経済状況 / 非常事態宣言 / 個人特性 / 子ども / 発達 / 健康 / 首尾一貫感覚 / 歯科保健 / 中学生 / 養育 / 環境 |
研究開始時の研究の概要 |
児童虐待の相談対応件数は増加の一途であり、乳幼児期以降も切れ目のない支援が必要である。学童期思春期の虐待予防には、学校教育でのポピュレーションアプローチが必要であると考える。本研究の目的は、(1)母親の養育態度と養育環境の子どもの成長発達への影響を明らかにすること (2)母親の主観的虐待観に関連する社会経済的要因を明らかにすること (3)母親の主観的虐待観と子どもの成長発達の関連における地域要因の交互作用を明らかにすること (4)「親と子の健康ライフ支援プログラム」の開発と効果検証である。学校教育と地域資源を活用した虐待予防プログラムの開発と実施、評価までを行う。
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研究成果の概要 |
COVID-19の蔓延による2回目の緊急事態宣言が発令されていた2021年3月10日~12日に、小学校1年生、3年生、6年生の子どもを持つ全国の保護者2000人を対象として、オンライン調査を実施した。保護者の主観的健康感と子どもとの対話・信頼関係、子どものゲーム時間などのコントロール、子どもの朝食摂取状況との関連について分析をし、第81回日本公衆衛生学会総会で発表をした。保護者の主観的健康感と、性別、年代、婚姻状況、家族構成、経済状況、個人の特性として「元来一人でいるのが好きだ」、「外出よりも家にいる事の方が好き」との関連について分析し、第32回日本疫学会学術総会で発表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
COVID-19のによる緊急事態宣言下において、小学生の保護者の主観的健康感は子どもとの対話と信頼関係、子どものゲーム時間のコントロール、ゲームの時間、朝食の欠食に関連があることを明らかにした。さらに、保護者の特性として元来一人でいるのが好きな者に主観的健康感が良くない者が多かったことについても明らかにした。背景に、子どもの休校、配偶者の在宅勤務などにより家族で過ごす時間が長くなったことがあると考える。追跡調査により、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置継続の影響について検討する必要がある。
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