研究課題/領域番号 |
19K11099
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 東京医科大学 |
研究代表者 |
小室 佳文 東京医科大学, 医学部, 教授 (20233067)
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研究分担者 |
市原 真穂 千葉科学大学, 看護学部, 教授 (70736826)
今橋 久美子 国立障害者リハビリテーションセンター(研究所), 研究所 脳機能系障害研究部, 研究室長 (50597771)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 小児 / 高次脳機能障害 / 移行支援 / 継続支援 / 急性期 / 多職種連携 / 情報提供リーフレット / 看護師用ガイドライン / 小児高次脳機能障害 / 看護援助 / 生活支援 |
研究開始時の研究の概要 |
平成26年度より、挑戦的萌芽研究「高次脳機能障害のある子どもの学校生活の多職種協働支援」、基盤研究C「高次脳機能障害のある子どもの学校生活への看護援助ガイドライン」を継続して行い、回復期の看護援助ガイドライン、および、多職種連携モデル案を提案し看護師への普及を図ってきた。また、急性期の看護を検討してきた。本研究は、急性期の看護を具体的に提示し、回復期、およびそれ以降を見据えて活用されるよう活動する。また、急性期医療後の子どもの急激な生活の変化に対する高次脳機能障害支援コーディネーターを中心とした専門職や支援機関による有機的な支援体制の検討を行い、急性期からの多職種による生活支援の普及を目指す。
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研究実績の概要 |
高次脳機能障害の症状を呈することが予測される子どもの急性期からの継続した生活支援を明らかにするために、急性期ケアに焦点をあてた調査とケアモデルの検討を行っている。 高次脳機能障害の症状を呈する可能性のある急性期の子どもと家族に対する看護ケアに関する看護師対象の調査と、その結果に基づく看護師用ガイドラインの検討は新型コロナウィルス感染症の流行のため2020年度から延期している。2022年度は看護ケアモデル案の精選を行った。また、学会へのオンライン参加による情報収集、および、資料収集を継続した。2023年度は看護師対象の調査を実施しガイドラインの完成と関係機関への配布を行う。 2020年度の面接調査データ(高次脳機能障害支援拠点機関8か所の10名、および、当事者家族会代表等3名)を分析した結果について、2021年度の高次脳機能障害支援拠点機関に関する報告に引き続き、2022年度は家族の結果を含めた急性期ケアに対するニーズをThe 7th International Nursing Research Conference of World Academy of Nursing Science に報告した。 看護職への普及活動として、ハイブリッド開催となった日本小児看護学会第32回学術集会のテーマセッションを企画した。高次脳機能障害の症状を呈する可能性のあるこどもの現状、生活や学校の課題、急性期看護の課題、看護師の役割、こどもへの支援制度、高次脳機能障害支援拠点の活動などを紹介した。40名程度が参加し急性期ケアや退院支援の参考となったという感想が得られた。また、参加者の感想からこどもの支援体制や活用可能な機関の普及の必要性、および、ケアモデル提供の必要性も確認できた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
看護師対象の調査実施が遅れている。新型コロナウィルス感染症の流行のため調査実施時期が未定であったため、倫理審査受審が遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
研究期間を再延長した。「看護師用ガイドライン」に関する看護師対象の調査を実施しガイドラインを完成させ、関係機関へ配布する。最終年度のため研究全体の報告書を作成する。
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