研究課題/領域番号 |
19K11114
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
小岡 亜希子 愛媛大学, 医学系研究科, 講師 (50444758)
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研究分担者 |
田中 久美子 愛媛大学, 医学系研究科, 准教授 (00342296)
藤井 晶子 愛媛大学, 医学系研究科, 助教 (00805624)
陶山 啓子 愛媛大学, 医学系研究科, 教授 (50214713)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 高齢者 / 高齢長期臥床者 / 排便ケア / 介護医療院 / 寝たきり高齢者 / 経管栄養 |
研究開始時の研究の概要 |
経管栄養を受ける高齢者は、入所している施設や病院により受けているケアや臨床における問題が違っていることが課題となっている。本研究は、経管栄養を受ける高齢者が最も多く入院していると考えられる療養病床を研究対象フィ-ルドとし、Donabedianによる医療の質評価モデルの概念を用いた「療養病床における経管栄養高齢者の排便ケアに関する包括的質評価指標」の作成を試みるものである。第1段階として質評価の項目原案を作成したのち、適切性、重要性を検討、第2段階で療養病床の看護師への質問紙調査により信頼性と妥当性を検討し、最終の第3段階で介入調査を行なうことで、この包括的質評価指標の有効性を明らかにする。
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研究実績の概要 |
本研究の概念枠組みは、重度要介護高齢者に対する快適な排便ケアの実践は、施設の属性に関する要因、看護師個人の属性に関する要因、組織環境に関する要因、看護師の排便ケアに対する信念、看護師の生活を支える看護の態度、看護師の排便および排便ケアに関する知識の6つの要因から影響を受けると予測するものである。目的変数は、独自に作成した重度要介護高齢者に対する快適な排便ケア実践で計51項目からなる。 研究の対象者は、全国の介護医療院 570施設のうち研究協力の得られた施設に勤務している看護師・准看護師とした。分析方法は、重度要介護高齢者に対する快適な排便ケアの実践項目について、項目分析、探索的因子分析を行い、重回帰分析(強制投入法)をおこなった。対象となる570施設のうち、60施設、405部を有効回答とした。 重度要介護高齢者の快適な排便ケアの実践の構成要素のうち最も実践の認識が高いものが、苦痛と羞恥心に配慮したケアであった。 この結果を学会に投稿している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
介護医療院における高齢者の快適な排便ケアの実態について調査し、結果をまとめて論文投稿した。
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今後の研究の推進方策 |
論文を投稿し、今年度で終了する予定である。
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