研究課題/領域番号 |
19K11117
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 群馬県立県民健康科学大学 |
研究代表者 |
飯田 苗恵 群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 教授 (80272269)
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研究分担者 |
鈴木 美雪 群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 講師 (90554402)
佐々木 馨子 群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 講師 (20334104)
塩ノ谷 朱美 群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 講師 (70554400)
清水 裕子 群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 准教授 (70310240)
高橋 佳織 群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 助教 (90796442)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 在宅人工呼吸療法 / 患者安全 / 訪問看護 / 医療事故 / 安全対策 / 事故 / 医療安全 / ヒヤリハット/インシデント / 地域包括ケアシステム / 難病患者 / 難病療養者 / 在宅人工呼吸器 / 人工呼吸療法 / インシデント / ヒヤリハット / アクシデント |
研究開始時の研究の概要 |
医療の技術革新とともに在宅人工呼吸器装着者が増加し、安全確保の体制整備が求められている。2015年医療事故調査制度が施行となり、医療機関の事故は、当該機関において調査し、医療事故調査・支援センターが収集・分析する整備がされた。一方、地域での事故は、支援チームや各事業所に任せられており、居宅における事故の発生状況は不明である。 本研究は、在宅人工呼吸器装着者の事故発生状況、在宅医療の安全確保体制の現状を明らかにし、分析から得られた示唆とともに先駆的な取り組みを、保健・医療・福祉関係者に採用されやすいパッケージとして普及、地域包括ケアシステムにおける安全確保の体制整備を推進することである。
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研究成果の概要 |
訪問看護を利用する在宅人工呼吸療養者の事故発生状況と安全対策の現状を明らかにし,地域の患者安全への課題を検討した.在宅人工呼吸療養者を支援する事業所管理者181人に質問紙調査を実施した.有効回答は60.2%.影響度の高い事故はサービス提供時間外に回路外れ等で生じ,関係機関との情報共有や検討の機会を設ける等の安全対策が少なかった.サービス提供時間外の安全対策の強化,支援チーム,地域の多機関での情報共有・検討が課題である.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
在宅人工呼吸療養者の事故に関する海外の報告は,我々が調べた限りにおいてカナダの夜間・休日オンコールサービスを分析したもののみであった.我が国は国民皆保険であり本人・家族が在宅人工呼吸療法を選択・維持できる環境が存在する.しかし,他国では保険制度や死生観,国の経済力などにより在宅人工呼吸療法者は少数である背景があり,在宅人工呼吸療法の事故発生状況の報告は国外においても希少である.本研究は、訪問看護利用者の在宅人工呼吸療法中の事故発生状況や安全対策に関して明らかにしたオリジナルの研究で、地域の患者安全の発展につながることが期待できる.
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