研究課題/領域番号 |
19K11118
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 千葉県立保健医療大学 |
研究代表者 |
佐藤 紀子 千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 教授 (80283555)
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研究分担者 |
雨宮 有子 千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 准教授 (30279624)
細谷 紀子 千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 准教授 (60334182)
杉本 健太郎 千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 講師 (80724939)
泰羅 万純 千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 助教 (00848658)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | エンパワメント / 介護予防 / 実践支援ガイド / 支援ガイド |
研究開始時の研究の概要 |
介護予防事業に参加した高齢者が、終了後も地域のなかで主体的に活動できるよう、住民、自治体、関係者が協働して地域の介護予防への取り組みを持続・発展させていくためには、エンパワメントに着目した戦略的な働きかけが必要と考える。本研究では、コミュニティ・エンパワメントの支援指針および実践現場に求められる体制づくりを明らかにし、介護予防支援者が、地域のソーシャルキャピタルが醸成されるサイクルを生み出す介護予防実践を推進できる実践支援ガイドの開発に取り組む。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、地域のソーシャルキャピタルが醸成されるサイクルを生み出す体系的なエンパワメント基盤型介護予防実践支援ガイドを作成することである。 第一段階として令和2年度までに、活動の成果が確認できる住民主体の介護予防活動報告が記載された文献を収集し、コミュニティ・エンパワメントの促進に必要な要素の抽出した。その結果、立ち上げ段階は「多方面からの情報により地域の健康課題を明確にする」「住民とともに、活動の目的・目標、方法を見出す」等、実践段階は「自主性を尊重してサポートすることを住民に明確に伝える」「参加者同士の交流で、気づきや効果の実感を促す」等、継続・発展段階は「地域の身近な場所での開催を住民とともに考える」「リーダーを支援する仕組みをつくる」等、全過程では「地域への普及に向けた活動段階を考えて事業を展開する」「住民、住民組織、関係機関等に活動を広く周知する」等のカテゴリが生成された。この結果と先行研究を踏まえ、実践モデル案を作成した。令和3年度には、研修会を実施し、モデル案を実際に活用してもらって精錬させる予定であったが、COVID-19 感染拡大の影響を受け実施できなかった。令和4年度は、研究計画の見直しとともに、作成した実践モデル案を再度みなおす必要性に気づき、文献を追加し実践モデル案の修正を図った。作成したモデル案は、活動の基盤となる①体制の在り方、②支援者・住民協力者・参加高齢者とパートナーシップ、③支援指針、④参加高齢者のエンパワメント、⑤組織(グループ)のエンパワメント、⑥コミュニティエンパワメントを要素とし、それらの関係性を示すものとした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
COVID-19感染拡大の影響を受け、研究計画の修正が求められた。また、作成した実践モデル案を再度みなおす必要性に気づき、文献を追加し実践モデル案の修正を図った。大学での役職に関連した業務の影響も受け、研究に割く時間の捻出が困難な状態が続き、1年間の研究期間を延長をした。
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今後の研究の推進方策 |
研究計画を見直し、作成したモデル案について、市町村の介護予防担当者、地域包括支援センターなどで実際に介護予防活動を担当している者、住民協力者を調査対象としてインタビューを実施し、内的妥当性、実用性を検証し、ガイドを完成させることとしている。
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