研究課題/領域番号 |
19K11119
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 山梨県立大学 |
研究代表者 |
渡邊 裕子 山梨県立大学, 看護学部, 教授 (40279906)
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研究分担者 |
杉山 歩 山梨県立大学, 国際政策学部, 教授 (20586606)
安藤 勝洋 山梨県立大学, 国際政策学部, 教授 (20424294)
小山 尚美 山梨県立大学, 看護学部, 准教授 (80405117)
茅野 久美 山梨県立大学, 看護学部, 講師 (20816433)
和田 典子 山梨英和大学, 人間文化学部, 研究員 (60764321)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 世代間交流 / 空き家 / 高齢者 / 大学生 / 地域住民 / 住民 / 意識調査 / プログラム構築 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、空き家を活用した世代間交流プログラムを通して、地域コミュニティのあり方が住民の幸福度にどう寄与するのかを検証する実証研究である。本プログラムでは、住み慣れた地域の中にある空き家を活用して、地域在住高齢者と大学生が中心となって事業の企画から実施・評価までを行う。プログラムを通して、高齢者、大学生双方が超高齢社会の中で自身の役割認識及び社会貢献への意識・態度の活性化をはかり、同時に地域の活性化、地域住民の協働に対する意識の向上も目指す。看護学・サービス科学・建築学・老年学等の学際的な視点からその効果を検証し、継続的かつ発展可能な世代間交流プログラムとなるための課題を明らかにする。
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研究成果の概要 |
本研究では、空き家を活用した世代間交流が継続的に実践できるプログラムの構築を目指した。空き家周辺住民と大学生の社会貢献・世代間交流及び地区内の「空き家」に対する意識の実態を明確にした上で、地域在住高齢者と学生が協働で活動拠点の空き家を整備するとともに、地域特性(魅力)発信や高齢者の健康づくりプログラム等を企画・実践・評価する中で、対話を通じた自然な多世代間交流が定着した。研究期間中に発生した新型コロナウィルス感染症の影響を大きく受けたが、地域の中にある空き家を活用し、多世代が対話の中から様々な事業を協働で企画・実施することが、自然かつ継続的な世代間交流プログラムに繋がることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、日本一空き家率の高い山梨県において、地域で生活する高齢者と大学生(若者)が、身近にある空き家を活用して、協働事業の企画・運営を一から行った。その過程で、近隣住民も含めて対話の機会を多く持つことができ、参加者が協働した街づくりに対する意識を醸成することに繋がった。単発の活動プログラムではなく、多世代が対話の中から様々な事業を協働で企画・運営することで、自然で継続的かつ発展性のある世代間交流プログラムが定着できたことは、社会的な意義が大きいと考える。
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