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高齢心不全患者の望む生活と最期を支える訪問看護師の判断と実践の明確化

研究課題

研究課題/領域番号 19K11125
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
研究機関聖隷クリストファー大学

研究代表者

酒井 昌子  聖隷クリストファー大学, 看護学部, 教授 (60236982)

研究分担者 長江 弘子  亀田医療大学, 看護学部, 教授 (10265770)
片山 陽子  香川県立保健医療大学, 保健医療学部, 教授 (30403778)
森 一恵  関西国際大学, 保健医療学部, 教授 (10210113)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード高齢心不全患者 / 訪問看護 / 在宅慢性心不全患者 / 意志決定支援 / セルフマネジメント / アドバンスケアプランニング / 意思決定支援 / 訪問看護判断 / 非がん疾患のエンドオブライフケア / 在宅緩和ケア / 慢性心不全高齢者 / 予後予測
研究開始時の研究の概要

本研究の目的は、高齢心不全患者に焦点をあて、在宅で心不全患者が望む生活と最期の実現に有効な訪問看護師の判断と看護実践を明らかにすることである。本研究は、終末期ケアの適切な介入タイミングとなる予後予測が難しい高齢者心不全患者に対する訪問看護師の判断と実践の実態から高齢心不全患者が望む在宅療養生活の継続と最期の実現との関連を明らかにすることにある。それにより増悪を繰り返す高齢心不全患者のQOLの維持向上およびQODを可能とし、さらに、多職種ケアチームと共有することにより高齢者心不全患者の地域包括ケアの実践の一助となる。

研究実績の概要

本研究の目的は、高齢心不全患者が望む生活と最期を支える訪問看護師の判断と実践を明らかにすることである。社会の超高齢化による高齢者の増加と共に、高齢の心不全患者が急増する「心不全パンデミック」の発生が危惧されている。障害や疾患など健康課題のある患者の在宅療養生活を支える訪問看護にとって、心不全を持つ高齢者が再入院に至らないように暮らし慣れた場所で穏やかに過ごしていけるようにサポートすることが求められている。23年度は先行研究の文献検討を行い、在宅療養中の心不全患者の特徴を明らかにし、実際の在宅療養中の高齢心不全患者の自己管理の実態と訪問看護師の心不全患者のサポートの実際を明らかにする調査の計画を立てた。慢性疾患患者が主体的な人生を送るためには、自分で疾患を管理し、健康的な習慣を通して健康を維持する自己管理(セルフ・マネジメント)が重要であるが、心不全は運動機能障害が少ないため、自分の生活に必要なことは自分ででき、心不全の症状(体験)と病態変化(認識)がうまくつながらず、自己管理をどのように判断してよいかが難しい特徴がある。再入院となってしまう要因には医学的要因と塩分、水分制限の不徹底、怠薬、過労、精神的ストレスなどの非医学的要因がある。在宅療養中の心不全患者は生活の中に居るため、その人の生活の細部に目を配った対応やサポートが必要になる。これらから最終年度の本年度は、23年度に計画した在宅療養中で訪問看護を利用している慢性心不全患者を対象とした調査と慢性心不全患者の看護経験のある訪問看護師を対象とした2つの調査を実施し、データを統合し結果を明らかにする。在宅療養中の心不全患者の調査は、患者の症状および病状管理の体験に関する質的量的調査を行い、訪問看護師の看護支援の実態調査の結果を統合し、患者の主体的な療養生活を支える看護師の判断(アセスメント)と支援を明らかする。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

在宅療養中の心不全患者の確保および、訪問看護師対象の心不全看護の調査項目の整理等研究計画の実行に時間が係かかってしまったため。

今後の研究の推進方策

延期の最終年度のため、23年度に作成した研究計画を確認し、24年度前半に在宅療養中の心不全患者対象の調査については、県西部区内の訪問看護事業所に研究協力依頼し、本調査対象の慢性心不全の利用者および心不全患者の訪問看護の経験を有する訪問看護師を紹介いただき、2つの対象者への質的研究調査を実施する。質的研究調査の分析結果を基に、全国の訪問看護事業所を無作為に抽出した約1000ヵ所に対して、高齢者心不全患者の訪問看護実践に関する調査を実施する。24年度後半に分析を行い結果を明らかにする。

報告書

(5件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2022 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 継続看護マネジメント教育プログラムにおける看護職の学びの特徴2022

    • 著者名/発表者名
      小池愛弓、長江弘子、片山陽子、酒井昌子 他
    • 雑誌名

      日本在宅ケア学会誌

      巻: 25(2) ページ: 216-224

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] Dialogue in Advance Care Planning Educational Programs:Couducing Qulitative Focus Group Intrtviews2022

    • 著者名/発表者名
      Kato H.,Kou A.,Nishina Y.,Takagi S.,Norikoshi C.,Sakai M.,Ito M.,Harssawa N.,Tamura K.,
    • 学会等名
      FEFONS 2023
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 国際学会
  • [図書] 非がん疾患のエンドオブライフ・ケア(EOLC)に関するガイドライン2021

    • 著者名/発表者名
      非がん疾患のエンドオブライフ・ケアに関するガイドライン作成研究班
    • 総ページ数
      143
    • 出版者
      日経BP
    • ISBN
      9784296110193
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-12-25  

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