研究課題/領域番号 |
19K11126
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 愛知医科大学 |
研究代表者 |
白井 裕子 愛知医科大学, 看護学部, 准教授 (40351150)
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研究分担者 |
佐々木 裕子 愛知医科大学, 看護学部, 准教授 (10351149)
井上 清美 姫路獨協大学, 看護学部, 教授 (20511934)
島田 友子 (古閑 友子) 名桜大学, 健康科学部, 教授 (80196485)
小塩 泰代 中部大学, 生命健康科学部, 准教授 (60300224)
橋本 亜弓 (根子亜弓) 日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 講師 (70583392)
溝口 広紀 名桜大学, 健康科学部, 助手 (90823873)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 野宿生活者 / 野宿生活の経験 / 野宿生活者の語り / 野宿生活の継続 / 野宿生活の長期化 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、野宿生活者が長期的に野宿生活を続けている理由、または続けざるを得ない理由を明らかにし、再び住居を取り戻すための具体的な支援方法の示唆を得ることを目的とするものである。 野宿生活者が、野宿生活をする過程でどのような経験をしてきたのか、そのことが今の考えや選択にどのような影響を与え、野宿生活を継続する理由になっているかについて、1)既存資料からの分析、2)研究者らが継続的に行っている野宿生活者への健康支援活動における参加観察、3)野宿生活者への聞き取り調査、から追究する。
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研究成果の概要 |
野宿生活が長期化する理由には,野宿生活者が野宿生活になる以前の経験が影響していた。学童期に経験した生活保護受給によるスティグマ感情,親を看取った経験から芽生えた介護職に就いて自立するという強い意志、跡継ぎを期待された家庭環境でつくられた住居をもつことへの拘束感、などである。野宿生活者にとって家を喪失することは、人生において大きなできごとではあるが、生きるうえではそれぞれの信念が貫かれていた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
野宿生活者は,気温の変動や雨露など自然環境に身を曝しながら生活しており,健康を脅かされている。野宿生活者の高齢化や長期化が指摘される中,その理由を調査したものは見当たらない。野宿生活者のそれぞれの経験から野宿生活が継続される要因を分析することで,具体的なの支援方法や施策のあり方に示唆を与えることができる。またそれにより,野宿生活者の健康にも貢献できる。
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