研究課題/領域番号 |
19K11144
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
|
研究機関 | 群馬県立県民健康科学大学 |
研究代表者 |
上山 真美 群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 准教授 (90451723)
|
研究分担者 |
狩野 太郎 群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 教授 (30312896)
樋口 友紀 群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 講師 (20341802)
福島 昌子 群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 講師 (20352619)
丸澤 遊 (清塚 遊) 群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 講師 (80767343)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2025-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 排尿自立ケア / 排尿ケアチーム / 尿道カテーテル抜去 / 排尿チーム / 排尿尿道カテーテル抜去 / 排尿ケア |
研究開始時の研究の概要 |
平成28年度の診療報酬の改定では、「排尿自立指導料」が収載され、各病院は、排尿ケアチームを構成し排尿自立ケアに取り組み始めている。そこで本研究では、排尿自立ケアに関する評価票を開発することとする。研究対象は、排尿自立ケアチームを構成しケアに取り組んでいる者とし、研究方法は、①インタビューおよび質問紙を用いて調査を実施し、②文献研究および専門家の意見を基に排尿ケアに関する評価項目原案を作成し、③プレテスト等により洗練化をはかる。その後、複数施設の排尿自立ケアチームおよび病棟でケアを実践する者を対象として、排尿自立ケアに関する評価票を使用してもらい、その有用性の検証を行っていく。
|
研究実績の概要 |
2016年度の診療報酬改定では、「排尿自立指導料」が収載され一定の成果を上げた。その結果、2020年には外来排尿自立指導料への変更、入院基本料等加算に排尿自立支援加算が新設され、新たに地域包括ケア病棟入院料や回復期リハビリテーション病棟入院料等でも算定が可能となった。各病院では患者の排尿自立に向け、専門的研修を受講し多職種で形成したチームと各病棟の対象患者を支えるチームが協働し、患者の排尿自立に向けたケアに取り組み始めている。 令和5年度はR4年度に引き続き、A県内で排尿ケア加算を申請している施設の排尿ケアチーム員(看護師、理学療法士または作業療法士、薬剤師)および排尿ケアチームと連携して病棟で排尿自立ケアを実施している看護師に対して、半構造化インタビュー調査を継続して実施した。その結果をまとめ学会報告できるように準備を進めた(2024年5月に学会報告予定)。また、日本排尿機能学会、日本老年泌尿器科学会などで令和5年度に公表された研究結果を集積し、文献検討を重ね、評価項目等の検討を行っている。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウイルス感染症は5類に移行したが、感染状況に大きな変化はなく、特に病院では職員を含めた感染対策等が継続されている。そのため、看護師等の勤務状況は大きく変わらず、研究協力を得ることが困難であったため。
|
今後の研究の推進方策 |
今年度は、インタビュー結果公表する。また、インタビュー調査結果と文献検討の結果を統合して評価表の試案を作成し、専門家会議を開催して試案の洗練化をすすめる。更に作成した評価表を現場で試行してゆく。
|