研究課題/領域番号 |
19K11155
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 椙山女学園大学 |
研究代表者 |
池俣 志帆 椙山女学園大学, 看護学部, 准教授 (00527765)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 高齢者 / リラクセーション / 集団教育 / 漸進的筋弛緩法 / 集団教育プログラム / 指導者養成 / 評価 / 高齢指導者 / リラクセーションプログラム |
研究開始時の研究の概要 |
加齢とともにストレスに対する適応力やストレスからの回復力は低下し、ストレス反応が増大しやすく、病気にかかりやすくなる。高齢者にとってストレスに対応する能力を高めることは重要であり、リラクセーション法は高齢者のストレス反応を緩和する方法として推奨されている。そこで、本研究では地域に在住する高齢者を対象にストレス反応の軽減を目的としたリラクセーションプログラムの介入を行い、その効果を副交感神経活動および交感神経活動、心理的なストレス状態から評価を行う。結果を踏まえ、高齢者のためのリラクセーションプログラムを構築し、リラクセーションプログラムを実施する高齢指導者を養成し、自主活動化することを目指す。
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研究成果の概要 |
地域に在住する高齢者を対象に、ストレス反応の軽減を目的とし、身体的側面からのリラクセーション法である漸進的筋弛緩法を実施し、その効果を明らかにすることを通して、高齢者のためのリラクセーションプログラムを構築した。はじめに、漸進的筋弛緩法を用いた集団教育プログラムの内容を検証し、短期的及び長期的評価を行った。結果として、血圧や脈拍数、セルフモニタリングシートの値から、体や心のリラクセーション反応がみられ、短期的な効果が明らかとなった。また、インタビュー内容の分析等から、日々生じたリラクセーション反応が、長期的にも影響がある可能性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
超高齢社会にある今、日本では地域で生活する高齢者へのリラクセーション法を検討する必要があるが、高齢者を対象としたストレスマネジメント教育や高齢者へのリラクセーションプログラムの実施は少ない。本研究では地域に在住する高齢者を対象に漸進的筋弛緩法を用いたリラクセーションプログラムを実施し、その効果を高齢者の反応から検討する。高齢者へのリラクセーションプログラムが構築されることで、在宅や地域の場で広く活用されることができると考える。さまざまな場面においてリラクセーションプログラムが活用できれば、高齢者に関わる多くの人々が高齢者にリラクセーションを実施することができ、その波及効果が期待される。
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