研究課題/領域番号 |
19K11156
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 修文大学 (2020-2021) 愛知医科大学 (2019) |
研究代表者 |
田中 結花子 修文大学, 看護学部, 准教授 (50410915)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2020年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | シングル介護者 / 健康関連QOL / 在宅介護 / 負担感 / 就労 / 両立 / 連携 / 就労者 / QOL / 援助要請 / シングル介護 |
研究開始時の研究の概要 |
シングル介護を担う就労者の援助要請とQOLの関連を質的・量的研究手法にて明らかにする。 ①本研究は、ミックスメゾト法(混合研究法)を実施する。順次的説明的デザインを使用する。量的研究でシングル介護を担う就労者の援助要請とQOLの関連を明らかにする。量的研究で得られた結果をもとに質的な研究によって説明解釈する。 ②QOLが高い人の援助要請の特徴をインタビュー調査で実施してクラウス・クリッペンドルフの内容分析の手法で質的に分析する ③QOLが高い人の援助要請の特徴とQOLが低い人の援助要請の特徴を二つの研究手法で明らかにする。
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研究成果の概要 |
就労しながら親の介護をするシングル介護者の健康関連QOLを退院後1か月時と3か月時で比較した.健康関連QOLの変化は,シングル介護者は身体面より精神面の健康関連QOLが低下している状態であった.【両立に良い影響を与える要因】は,介護に関する情報を提供することは必須である.また,介護に関与する全ての者が情報共有・意見交換が出来る連携システムの構築は喫緊の課題である.【両立に悪い影響を与える要因】を改善する為には,医療者は,退院前から介護者が相談出来る関係性を構築する必要がある.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
介護継続には, 【両立に良い影響を与える要因】の[悩みを相談できる人の存在],[地域の見守り及びレスパイト体制],[介護経験者の介護情報提供体制]が挙げられる.また,[介護者の身近で相談出来る人の存在]が大きな支えとなって仕事と介護の両立継続に良い影響をもたらしていた.【両立に悪い影響を与える要因】は,シングル介護者は[介護を替わってくれる人がいない環境]があった。介護に関与する全ての者が情報共有・意見交換が出来る連携システムの構築は喫緊の課題である.まずは,介護者が在宅介護開始時に介護情報を収集できる場の構築と共に情報提供者の人材育成は早急に着手しなければならない課題である.
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