研究課題/領域番号 |
19K11157
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 人間環境大学 |
研究代表者 |
西川 まり子 人間環境大学, 看護学部, 教授 (80412344)
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研究分担者 |
山中 仁昭 海上保安大学校(国際海洋政策研究センター), 国際海洋政策研究センター, 教授 (00352047)
柴沼 晃 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 講師 (90647992)
桐谷 純子 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (90797177)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | オリエンテッド / 情報ツール / ヘルス / 外国人旅行者 / 外国旅行者 / 情報提供 / CSQ-8 / 行動変容 / RCT / 外国人 / 健康教育 / 外国人訪問者 / オリエンティド / ツール開発 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,年間約 2,900万人(2018年),さらにオリンピックに向けて急増が予測される外国人旅行者の目的や関心事,特性(国,性,年齢等) を分析し,それぞれのグループに対応した日本滞在中の病気やけがの予防に伴う,効果的でオリエンテッド(利用者重視)なヘルス情報ツールの開発である.そのために、(1)外国人旅行者調査,(2) 医療機関調査を経て,(3)両方を合わせたヘルス情報を明らかにし,(4)オリエンテッド型情報提供ツールの開発をする.外国人を受け入れる側が,ユーザ重視でカスタマイズした情報提供する予防的な対応は,世界的にも既存の研究では見当たらず,日本のヘルスにおけるおもてなしを目指す.
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研究成果の概要 |
本研究は,訪日外国人のためのオリエンティッドな情報ツールの開発で,これまで外国人調査や病院で医療を提供する人々に調査した内容をふまえて,2021年 3月に米国,英国,オーストラリアで1062名にWeb介入調査で,CSQ-8で満足度と情報の理解度,オリエンティッドな情報の希望内容を実施した.その調査で,オリエンティッドな情報として希望が多かった順に,感染症,四季をふまえた観光,祭り,温泉,船旅であった.これらの結果をふまえて,オリエンテッドなツールを開発した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は学術的意義や社会的意義は、外国人旅行者に一方的に同じ情報を発信するのではなく、彼らの関心事やそれぞれの特性に合わせることで効果的で、オリエンテッドな(ユーザ重視型)ヘルスの情報提供を行うことにある。外国人旅行者の関心事や特性を知り、個々の特性にターゲットを合わせた情報提供ツールの開発を行うため、よりカスタマイズした情報提供により興味と病気への予防効果が大きくなることが予測され健康状況に合わせた受診も可能になる。これにより外国人旅行者の目的である旅行を楽しむことができるし、医療機関も彼らへの準備を整えやすい。日本主導になりうる本研究は、国際的にもこの時代に合わせて有効に活用できる。
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