研究課題/領域番号 |
19K11165
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
鳥井 美江 京都大学, 医学研究科, 助教 (60615285)
|
研究分担者 |
荒井 秀典 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 理事長 (60232021)
橋本 求 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 教授 (60512845)
任 和子 京都大学, 医学研究科, 教授 (40243084)
木下 彩栄 京都大学, 医学研究科, 教授 (80321610)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | サルコペニア / 関節リウマチ / フレイル / ロコモティブシンドローム / カヘキシア |
研究開始時の研究の概要 |
サルコペニアは、加齢のみならず、関節リウマチなどの炎症性疾患が原因で生じ、予後に多大なる影響を及ぼすことから対策が急務とされている。本研究の目的は、関節リウマチ患者におけるサルコペニアのリスク要因を明らかにし、サルコペニアがフレイルやロコモティブシンドローム、カヘキシアなどに及ぼす影響を検証することと関節リウマチ患者におけるサルコペニアの生化学評価法を確立することである。
|
研究成果の概要 |
本研究では、関節リウマチ患者のサルコペニアの新規発症数とリスク要因を明らかにすることを目的に調査を行った。縦断研究の結果、ベースライン時にサルコペニアではなかった関節リウマチ患者の24%が5年後にサルコペニアを新規発症しており、低栄養状態はサルコペニアの新規発症のリスク要因であることが明らかになった。また、血中25 hydroxy vitamin D濃度の低値は重症サルコペニアと関連することが示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
サルコペニアは様々な疾患と関連するという報告がされており、疾患別では関節リウマチがサルコペニアと一番関連が強い疾患とされている。本研究では、低栄養状態が関節リウマチ患者におけるサルコペニアの新規発症のリスク要因であることを明らかにした。サルコペニアの予防や改善には一般的に栄養や運動が効果的であるとされているが、十分なエビデンスはなく、本研究結果で示されたリスク要因は関節リウマチ患者におけるサルコペニアの予防方法や改善方法を検討する上で学術的意義として重要となる。
|