研究課題/領域番号 |
19K11183
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
|
研究機関 | 大阪大学 (2021-2023) 四天王寺大学 (2019-2020) |
研究代表者 |
小出 恵子 大阪大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (40550215)
|
研究分担者 |
岡本 玲子 大阪大学, 大学院医学系研究科, 教授 (60269850)
中瀬 克己 吉備国際大学, 保健医療福祉学部, 教授 (00511552)
岡田 麻里 香川県立保健医療大学, 保健医療学部, 准教授 (90534800)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
|
キーワード | 保健師 / 保健活動 / 品質改善 / 公衆衛生看護技術 / PDCAサイクル / 改善 / 公衆衛生看護施術 / 促進・阻害要因 / スクラップ&ビルド / 阻害・促進要因 / 評価 / 行政保健師 / スクラップ&ビルド / 優先順位 |
研究開始時の研究の概要 |
健康課題は多様かつ複雑化しており、優先順位を明確にした行政 施策の選択が必要である。しかし、先行研究では新たな保健活動と施策の創出に焦点が当たっており、保健活動のスクラップや優先順位づけに関する知見は蓄積されていない。本研究の目的は、保健活動のスクラップ&ビルドを実現するための①多職種共有の判断基準と担当者、管理者としての保健師が②各々の機能を実行するために必要な技術から成るガイドラインを開発することである。このガイドラインによって、行政における合意形成が推進され、優先順位に基づく効果的な保健活動が展開できる。
|
研究実績の概要 |
最終年度である2023年度は、2022年度に実施した保健師を対象としたWEB調査の分析および学会発表と論文投稿を行った。WEB調査は、研究協力の得られた都道府県およびその管内の保健所設置市と市町村の常勤保健師を対象に実施した。調査内容は、基本属性および年度単位で保健活動の改善を実施する程度、個人要因、組織要因であった。個人要因は、保健活動の改善を過去に実施した経験の有無と保健活動の改善を図るための保健師の技術項目とした。組織要因は、保健活動を改善した同僚の有無と保健師の職場環境とした。今年度は、保健活動の改善に関連する要因の検討および改善の難しさと工夫に関する自由記述のデータ分析を実施した。随時、WEBによる研究会議とメールにて分担研究者とディスカッションを行うことにより、結果がまとまった。今後、自由記述のデータについて、論文投稿予定である。 本研究目的は、保健師が保健活動の質の向上を図るために、保健活動の改善を推進するための基礎資料を得ることである。新型コロナウイルスの影響で研究遂行に時間を要したものの、研究期間全体の成果は、主に3つある。1つ目は、行政保健師を対象に個別面接調査を行い、質的記述的分析を行うことによって、保健活動の改善を図るための公衆衛生看護技術を明確化することによって、そのプロセスを明文化した点である。2つ目は、前述の個別面接調査及びWEB調査によって、保健活動の改善の阻害・促進要因を明文化した点である。3つ目は、WEB調査により、保健師の保健活動の改善に関連する要因を明確化した点である。
|