研究課題/領域番号 |
19K11185
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 令和健康科学大学 (2023) 福岡大学 (2019-2022) |
研究代表者 |
馬場 みちえ 令和健康科学大学, 看護学部, 教授 (60320248)
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研究分担者 |
山本 八千代 安田女子大学, 看護学部, 教授 (10295149)
有馬 久富 福岡大学, 医学部, 教授 (20437784)
大城 知子 九州大学, 医学研究院, 共同研究員 (50461538)
牧 香里 福岡大学, 医学部, 講師 (70280261)
大倉 美鶴 日本赤十字北海道看護大学, 看護学部, 教授 (70364172)
坪井 義夫 福岡大学, 医学部, 教授 (90291822)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 認知症 / integrated care / パーソン・センタード・ケア / ケアマネジャー / 家族介護者 / 介護者支援 / 家族支援 / 地域包括ケアシステム / integreted care / パーソンセンタードケア / 家族支援プログラム / ヘルスリテラシー / 認知症初期 / 介入研究 / 高齢者 |
研究開始時の研究の概要 |
認知症を持つ高齢者は年々増加しており、認知症の人の在宅介護に関連した事件がしばしば起こり、認知症の人の家族介護者の負担は深刻な社会問題となっている。認知症症状の増悪は、生活環境が左右しているといわれ、特に認知症初期からの家族介護者の対応が重要といわれている。申請者は認知症初期の介護者に対する支援策が急務と考える。本研究は、認知症初期の人の介護者に対して申請者が開発した「介護者支援のためのガイドライン」を用い、心理教育アプローチ法にintegrated careの視点を組み入れてプログラム介入し、コホートで効果検証することである。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は、Integrated careの視点をもった医療と介護の切れ目のない実践を明らかにすることであった。コロナ禍により、高齢者への介入プログラムは難しかったが、まず、「認知症―よりそう家族の経験と工夫」著書を執筆し、出版した。次に家族介護者より介護支援専門員は、知識に関するリテラシーが高いことから、支援の役割が大きいことを発表した。看護師やCMに対してパーソン・センタード・ケアの理解と実践について、研修と調査を行った。パーソン・センタード・ケアへの実践力は、研修受講と事例検討会参加することが有意に関連していた。また研修を受講することによって実践力があがったことを報告した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
地域包括ケアシステムの中で、介護支援専門員は業務を広く捉えており、対象に寄り添っており、Community based careはかなり住民に浸透してきていた。認知症は多様な症状や行動があることから、悪化防止や対応方法まで包含することは難しく、医療との連携が重要であると考えた。そこで地域包括ケアシステムの中で介護と医療を統合していくために、Integrated careの規範として、パーソン・センタード・ケアが重要であると考えた。認知症の本人や家族介護者が1人の人として尊重されるために、規範をもった研修や事例検討会などによって広く発信することが重要であると考えられた。
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