研究課題/領域番号 |
19K11192
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
大平 幸子 岐阜大学, 医学部, 准教授 (40612619)
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研究分担者 |
河野 あゆみ 大阪公立大学, 大学院看護学研究科, 准教授 (20401961)
田中 千絵 岐阜大学, 医学部, 助教 (30749966)
松田 光信 大阪公立大学, 大学院看護学研究科, 教授 (90300227)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2021年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2020年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | レジリエンス / シームレス / 精神障害者 / 精神障害 / 看護 / 精神科訪問看護 / 地域生活支援 / 退院支援 / 精神科看護師 / 看護師教育 / 地域移行 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は入院施設において、逆境に対する良好な適応を意味するレジリエンスの概念を基盤とした患者への退院支援を提供するために、精神科病院に勤務する看護師への教育プログラムを開発することである。 まずは、文献検討および精神科病院に勤務する看護師への聞き取りから、患者がシームレスに病院から在宅への移行をする上で不足していることを明らかにする。次にレジリエンスの概念分析をし、それを基盤とした教育プログラムを作成する。教育プログラムを受けた精神科病院看護師対象に、プログラムの評価を行う。
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研究実績の概要 |
現在、精神科病院に勤務する看護師への教育プログラムを実施する準備を行っている。 日本の精神科医療は長い間、病院中心の収容主義が続いていた。近年になってようやく病院中心の医療から地域医療へシフトしつつあるが、病院で働く看護師の意識は地域医療へと簡単には変わっていない。そのため看護師自身は、入院中の患者が地域で生活するというイメージが持てず、入院中の支援が退院後の生活に繋がるものでなかったり、患者自身も退院に向けた準備が不十分のまま地域生活に戻るケースがある。一人の精神障害者を病院から在宅へと継続的に支援するときに、シームレスという視点は極めて重要であり、シームレスケアを提供することができれば、精神障害者は地域でその人らしい暮らしができるようになると考える。近年レジリエンスの概念は、特に精神疾患急性期から回復し地域生活を送る精神障害者にとって重要な概念であると考えられ、看護学分野においても、健康を維持増進するモデルの一つとして注目されている。精神科病院の看護師が、このレジリエンスの概念を土台として患者へ退院支援ができれば、患者は地域での暮らしに適応しやすくなり、地域においてその人らしい暮らしができるようになると考えられる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
コロナ禍による様々な影響が継続しており、予定通りに研究を進めることができなかった。
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今後の研究の推進方策 |
目的に影響しない範囲で研究計画の変更をし、プログラムの実施・評価をしていく。
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