研究課題/領域番号 |
19K11197
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 群馬県立県民健康科学大学 |
研究代表者 |
高井 ゆかり 群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 教授 (00404921)
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研究分担者 |
鈴木 みずえ 浜松医科大学, 医学部, 教授 (40283361)
阿部 吉樹 筑波大学, 医学医療系, 助教 (30630785)
佐藤 哲大 群馬県立県民健康科学大学, 診療放射線学部, 准教授 (90362839)
宮崎 有紀子 群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 教授 (00251190)
戸谷 幸佳 群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 講師 (10829211)
佐藤 正樹 群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 講師 (30570163)
大川 美千代 群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 准教授 (80389783)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 慢性疼痛 / 高齢者 / セルフケア / 看護 / 地域 / アプリ開発 / 有用性 / ITリテラシー |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、慢性的な体の痛みがあり地域で暮らす高齢者による痛みへのセルフケアの質向上に向け、高齢者が活用可能なアプリケーションソフトウェアの開発とその有用性を検証することである。高齢者自身が医療依存の姿勢や過度の安静状態を見直し、アプリによる個別支援を継続的に受ける事により、自己の状態を客観的に捉え、痛みへの非効果的な行動を減らし活動性を向上させ、健康寿命延伸と生活の質の向上につなげる。
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研究実績の概要 |
本研究では、①慢性的な体の痛みのある高齢者の特性やセルフケア内容、困りごとについて調査しニーズ分析を行う。②高齢者自身が痛みに対する不適切な痛み行動を回避し、適切なセルフケアを選択できるようにするための教育目標を専門家会議にて設定する。③生活活動の計測結果や認知行動療法などによる支援により、高齢者が適切なセルフケアの選択と実施ができるようになるためのアプリを開発する。④開発したアプリを実際に高齢者に活用してもらいその効果・有用性を検討後、一般に公開することを目的としている。
今年度は、昨年度行った調査のまとめを行い学会発表を2件行った。 慢性疼痛のある地域在住高齢者が自身の慢性疼痛に対しどのようなセルフケアを行っているか、またそれに関連する要因を明らかにすることを目的に調査を行った。 便宜的抽出法を用いA県とB県の16の介護予防教室や運動教室、健康教室に参加している65歳以上の高齢者を対象とした。現在痛みがある者74.9%、過去4週間の平均的な痛みの程度は2.4±2.1(0-10)であった。痛みの期間は平均65.6±80.5か月であった。痛みがある者のセルフケアのうちよく用いられているものは、「座りっぱなしや立ちっぱなしなどの活動をしている時に、痛みをまぎらわすために、定期的に短い休息をとる」や「もしも痛みのせいで何かができないとき、あなたはそれをするための他の方法を考える」であった。この内容をもとに教育目標の構築を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
アプリ開発の業者選定において時間を要している。
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今後の研究の推進方策 |
業者選定を行い、アプリの開発と有用性の調査を行う。
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