研究課題/領域番号 |
19K11199
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
榎倉 朋美 横浜市立大学, 医学部, 助教 (20826763)
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研究分担者 |
叶谷 由佳 横浜市立大学, 医学部, 教授 (80313253)
土肥 眞奈 (菅野) 横浜市立大学, 医学部, 准教授 (50721081)
佐々木 晶世 公益財団法人ダイヤ高齢社会研究財団, 博士研究員, 博士研究員 (90538018)
丸山 幸恵 横浜市立大学, 医学部, 講師 (50550696)
柏崎 郁子 東京女子医科大学, 看護学部, 助教 (90826702)
金田 明子 横浜市立大学, 医学部, 助教 (30848643)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 訪問看護師 / 実践能力 / 状況判断 / 看護アセスメント / 看護実践能力 / 尺度開発 |
研究開始時の研究の概要 |
訪問看護師自身が看護実践能力を評価する信頼性・妥当性がある訪問看護実践能力尺度の開発が目的である.①看護実践能力等に関する先行研究をレビューし、訪問看護師の看護実践能力構成概念を明確にし、表面妥当性、内容妥当性の検討を行い、訪問看護実践能力尺度A案を作成する.次に、②A案と「看護実践能力自己評価尺度(CNCSS)」(中山他、2010)を用いて調査し、基準関連妥当性、内的一貫性、構成概念妥当性、再現性を検証し、訪問看護実践能力尺度B案を作成する.③B案を用いて全国の訪問看護師を対象に調査し、構成概念妥当性、内的一貫性を確認し、【訪問看護実践能力尺度(最終案)】とする.
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、訪問看護師の看護実践能力を明らかにし、尺度開発することである。 先行研究から、訪問看護師に必要な看護実践能力項目は抽出できた。しかし、訪問看護師は看護実践能力を発揮する前には、各種情報収集から看護アセスメントから、状況判断がされ看護が提供されている。そのため、訪問看護師の看護実践能力を明らかにするために、訪問時から訪問終了時までどのような情報収集から看護アセスメントから状況判断がされているかを明らかすることも重要であると考えた。 施設看護師とは違い、在宅の限られた情報の中での情報収集、看護アセスメントから状況判断を迫られる訪問看護師は、特有の状況判断能力を持っていると考える。しかし、訪問看護師の情報収集から看護アセスメントや状況判断に至る思考は、まだ十分に明らかになっておらず、これらの思考過程を可視化することは、実践能力を明らかにする上で重要であると考えた。 よって、経験知や保有資格(特定行為修了者、認定看護師や専門看護師の資格)等の含めた訪問看護師から、インタビュー調査を行い、訪問時から訪問終了時までにどのような視点で情報収集を行い、情報からどの視点を持ち看護アセスメントを行い、状況判断を繰り返しているのかを可視化できるよう調査を実施する予定である。そして、ここで明らかになった視点から、先行研究と合わせ、訪問看護師の看護実践能力を明らかにする。次に、質問項目を再考し、量的調査を行い、尺度開発を行う予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
訪問看護師の実践能力には、実践能力を抽出すると同時に、情報収集と看護アセスメントから、どのような状況判断が行われているかを明らかにする必要がある。そのため、当初の研究計画を変更をした。 経験知や保有資格(特定行為修了者、認定看護師や専門看護師の資格)等の含めた訪問看護師から、インタビュー調査を行い、訪問時から訪問終了時までにどのような視点で情報収集を行い、情報からどの視点を持ち看護アセスメントを行い、状況判断を繰り返しているのかを可視化できるよう調査を実施し、訪問看護師の看護実践能力を明らかにする。
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今後の研究の推進方策 |
訪問時にどのような状況判断能力があるのか明らかにする必要があると考え、当初の研究計画を変更をした。 経験知や保有資格(特定行為修了者、認定看護師や専門看護師の資格)等の含めた訪問看護師から、インタビュー調査を行い、訪問時から訪問終了時までにどのような視点で情報収集を行い、情報からどの視点を持ち看護アセスメントを行い、状況判断を繰り返しているのかを可視化できるよう調査を実施する予定である。そして、ここで明らかになった視点から、先行研究と合わせ、訪問看護師の看護実践能力を明らかにする。次に、質問項目を再考し、量的調査を行い、尺度開発を行う予定である。 インタビュー調査では、訪問看護師の実践能力に必要となる看護アセスメントの視点や状況判断の暗黙知も明らかにしたいと考える。
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