研究課題/領域番号 |
19K11200
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 愛知県立大学 (2021) 岩手保健医療大学 (2019-2020) |
研究代表者 |
青柳 美樹 愛知県立大学, 看護学部, 准教授 (60334976)
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研究分担者 |
高山 裕子 国際医療福祉大学, 保健医療学部, 教授 (00637803)
多賀 昌江 北海道文教大学, 人間科学部, 准教授 (20433138)
徳澤 麻梨子 (立石麻梨子 / 立石 麻梨子) 久留米大学, 医学部, 講師 (40750154)
石田 知世 岩手保健医療大学, 看護学部, 助手 (50852745)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 渡航看護 / コンピテンシー / 海外渡航者 / 海外赴任者 / 海外留学生 / モデル / 開発 / 学校 / 産業 / 妊婦 / 障害児・者 / 健康レベル / 看護活動の場 / ライフステージ |
研究開始時の研究の概要 |
日本の渡航者は約1,800万人で推移し、健康リスクを抱える者が少なくない。本研究は、渡航者に対して効果的な看護支援を行うために、どのような知識、判断力、スキル、実行力、経験、モチベーション(これらをコンピテンシーという)が必要なのか明らかにすること、そしてトラベルクリニックや大学、産婦人科などで人々の渡航の際に必要な看護支援を認識できるよう、看護職に向けての研修プログラムを検討することを目的とする。 コンピテンシーは、渡航者に関わったことのある看護祖職からのインタビューと過去の研究からモデル案を作成すること、看護職へのアンケート調査による認識の状況から、研修プログラムを作成し、検証する。
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研究実績の概要 |
渡航看護のコンピテンシーを抽出するために、学校保健、クリニック、フライングナース5名にインタビューを行い、コンピテンシーと考えられる語りを抽出し、コンピテンシーを生成した。 コンピテンシーとして、「自己の体験を留学生の体験に置き換えることで留学生に対する支援の感覚を磨いている」「学生への還元のために知人等の体験を活用して海外生活への具体的なイメージを蓄積している」「患者・家族のニーズをアセスメントして対応している」「海外からの連絡を受けた情報と異なっている状態である場合があることを認識している」「診察中の受診者の様子をアセスメントし、診察後の受診者の保健指導を行っている」「海外赴任者に関わる組織の立場・文化に違いがあることを知っている」「院内に海外らの相談システムに構築に参画している」「海外赴任者の健康管理システム運用のための事例を蓄積する」「海外赴任者が赴任する際の連携体制における課題を明確にしている」など、昨年度抽出したものと合わせて282のコンピテンシーを抽出した。 共通するコンピテンシーとして、渡航中の自己管理の力をつける支援、渡航前の必要な情報に気づくための支援、関連する組織部署の役割の理解、健康管理支援における関連部署の間の調整役、健康管理システムづくりへの参画、渡航者の異なる背景の理解、活動内容のフィードバックなどが見いだされた。 クリニック、産業看護職、検疫所のインタビューを継続し、2022年8月に文献から抽出したコンピテンシーとともに、統合と分類を目指す。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナウイルス感染症の影響が長引き、クリニックや検疫所等の業務負担が生じていることから、インタビューが遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
2022年度もインタビューを継続する。インタビュー協力者の確保が困難な状況があるため、協力者を募るために、日本渡航医学会への研究協力を依頼し、学会に登録されている渡航外来の看護師宛に文書を作成し、協力を依頼することとする。検疫所技官については現在依頼中であるが、海外からの渡航者対応で大変多忙なこと、入国者制限枠が倍増する方針が立てられているため、時期を検討する。 2022年8月に、一旦初年度に抽出した文献からのコンピテンシーとインタビューの語りから抽出したコンピテンテンシーを整理し、統合する。その後にインタビューでの語りから抽出した新たなコンピテンシーを追加し、コアコンピテンシーおよび各活動領域に特徴的なコンピテンシーを導く。 年度末から来年度にかけてののアンケート調査によって妥当性を検討する予定である。
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