研究課題/領域番号 |
19K11204
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 城西国際大学 |
研究代表者 |
井上 映子 城西国際大学, 看護学部, 教授 (80194059)
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研究分担者 |
川久保 悦子 城西国際大学, 看護学部, 准教授 (30614698)
齋藤 やよい 城西国際大学, 看護学部, 教授 (40242200)
和野 千枝子 城西国際大学, 看護学部, 教授 (90461839)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 高齢者 / 嚥下機能 / 誤嚥予防 / 表情筋 / 発話 / 朗読 / FACS / 反復唾液嚥下テスト / 表情筋活動 / FACT / RSST / 摂食嚥下 / 昔語り / 気分 / 介入 |
研究開始時の研究の概要 |
「発話」と嚥下は、目的と運動様式は異なるが、関与する末梢効果器官の多くが互いに重複していることから、高齢者の誤嚥予防に向けた「発話」促進援助に着目する。「発話」である【昔語り】と【朗読】の利点を活かし、ケア提供者に依存することなく継続的に援助でき、かつ摂食嚥下関連筋である表情筋群の活動に結びつくような感情に変化をもたらす、『笑顔活用朗読モデル(以下、笑活朗読モデル)』を開発することを目的とする。
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研究成果の概要 |
高齢者の誤嚥予防のための『笑顔活用朗読モデル』の開発を目的とした。地域在住高齢者13名を対象に、クロスオーバー試験デザインで調査した。 『昔語り』と『朗読』は、摂食嚥下関連筋群を含む表情筋の動きと嚥下機能の関連を示した。また、『昔語り』は『朗読』と比べ、摂食嚥下関連筋群の3つの表情筋の活動が高く、『朗読』は多くの摂食嚥下関連筋群の活動と嚥下機能が関連した。高齢者の誤嚥予防のための、ケア提供者に依存しない「発話」援助として『朗読』の有用性を再確認した。『笑顔活用朗読モデル』の開発に向けて、各表情筋を大きく動かし、かつ気分が向上する『朗読』の具体的な内容の検討とその効果検証が必要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、「発話」と嚥下が関与する抹消効果器官の多くが互いに重複していることから、非日常となる訓練ではなく、高齢者の日常にある「発話」に着目して、誤嚥性肺炎を予防するケア方法を探索している。 今回は、『昔語り』と『朗読」の各発話の利点を活かし、ケア提供者に依存することなく継続的に援助ができ、摂食嚥下関連筋である表情筋の活動に結びつく感情に変化をもたらす高齢者の誤嚥予防のための『笑顔活用朗読モデル』の開発を行う。
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