研究課題/領域番号 |
19K11206
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
横谷 謙次 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(社会総合科学域), 准教授 (40611611)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 病的賭博 / 機械学習 / 犯罪 / 自然言語処理 / 社会ネットワーク分析 / 動機づけ面接法 / 社会的伝播 / ギャンブル / 窃盗 / change talk / 問題賭博者 / 発話モデル / 社会ネットワーク / 自助グループ / SBIRT / ギャンブルへの渇望 / スマートフォン / GPS / ショートメッセージ / 自動対話セラピスト |
研究開始時の研究の概要 |
日本には病的賭博者が320万人いると推定されている(厚生労働省, 2017)。しかし、実際に治療を受けている賭博者は1万人にも満たない。そのため、約99%の病的賭博者は適切な治療を受けられていない。本研究では、S(Screening), BI(Brief Intervention), RT(Refer to Treatment)モデルをスマートフォンのアプリケーションとして作成し、未治療の病的賭博者をスマートフォン上で早期発見、介入、紹介が出来る新たな治療法を提案する。
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研究成果の概要 |
本研究では、刑務所に入所中の受刑者を対象に病的賭博者のスクリーニング調査を行い、受刑者内の病的賭博者の割合及び、病的賭博と関連する犯罪行為を検討した。また、10年以上続いているネット上の自助グループ(病的賭博者同士が自身の賭博行為を止めるために互いに話し合うチャットグループ)を対象にして、その参加者のチャット内容及び社会的ネットワークを分析した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の結果から、匿名・非対面をベースにしたネット上の自助グループでも病的賭博者に対する治療効果が期待しうることが分かった。ただし、これらの結果は相関関係を示唆したに過ぎず、因果関係を示してはいない。2022年以降の研究(基盤研究(B)22H01094:アバターと自律エージェントによる行動嗜癖の治療とその神経基盤の解明)ではこの点を明らかにするため、治療的介入を無作為化対照試験のデザインで実施していく。
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