研究課題/領域番号 |
19K11232
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 金沢医科大学 |
研究代表者 |
寺西 敬子 金沢医科大学, 看護学部, 准教授 (10345580)
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研究分担者 |
塚本 陽子 金沢医科大学, 看護学部, 講師 (00760969)
木下 史也 富山県立大学, 工学部, 准教授 (20800907)
唐山 英明 富山県立大学, 工学部, 教授 (00401323)
森河 裕子 金沢医科大学, 看護学部, 教授 (20210156)
新鞍 眞理子 富山大学, 学術研究部医学系, 准教授 (00334730)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2023年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 認知症 / 概日リズム / 高齢者 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は認知症高齢者認知症の程度の進行によって概日リズムが変化すること、さらに療養場所(在宅、施設)の違いによってその変化の状況が異なることを、客観的データの測定によって明らかにすることである。 そのために軽度の認知症をもつ施設入所者と在宅療養者に対し、腕時計型超小型ロガーを用いて一人につき半年ごとに4週間ずつの計測を2年間にわたって実施し、分析する。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は「認知症高齢者は認知症の進行の程度によって概日リズムが変化すること、さらに療養場所の違いによってその変化の状況が異なることを客観的なデータの測定によって明らかにすること」である。対象者は認知症を有する高齢者であり、インタビューや質問紙では概日リズムを把握することは困難であり、客観的なデータとしても日ごろの生活環境とは異なる場所や見慣れない大掛かりな測定機器では違和感、不快感につながり本来の概日リズムを把握することが困難である。本研究では腕時計型の測定機器を用いることにより、対象者がいつもの場所での生活、違和感を持ちにくい測定機器で客観的なデータを継続的に測定することができ、対象者の概日リズムをそのまま把握できる。またこれまでの他の研究から認知症の進行によって概日リズムが変化すること、この変化は場所によって状況が異なることは認知症を持つ高齢者に関わる家族や介護職員、研究代表者本人が観察してきたものの、この変化に焦点をあててはいなかった。本研究で明らかにすることにより本人の概日リズムにそった関わりを提供できることにつながると考えられる。 実際の調査であるが、対象者が認知症だけではなくほとんどの場合は何かしらの疾患を有する高齢者であり入所している場合もあり、これまでの新型コロナウイルス感染症によって研究実施が遅れてしまっていた。さらに地震も発生して研究協力施設も研究代表者も対応に追われてしまった。対象人数、対象施設を縮小することも検討し、早急に調査をし終え、まとめる予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
対象者が基礎疾患を有する高齢者であること、施設入所者がほとんどであり研究者が中に入るには他の入所者に対しても感染リスクを高めてしまうため、新型コロナウイルス感染症の影響が大きい時期は調査が困難となった。さらに地震により研究協力施設および研究代表者が対応に追われてしまった。
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今後の研究の推進方策 |
期間延長を行ったことを活用し、早急に調査をし終えてまとめる予定である。 なお研究結果を導ける数の確保を前提としつつ、対象者数、対象施設の縮小も検討する。
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