研究課題/領域番号 |
19K11233
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 桃山学院教育大学 |
研究代表者 |
栗岡 住子 桃山学院教育大学, 人間教育学部, 教授 (20736516)
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研究分担者 |
亀井 克之 関西大学, 社会安全学部, 教授 (10268328)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 中小企業経営者 / 職業性ストレス / 尺度開発 / プレゼンティーズム / 心理的ストレス反応 / アブセンティーズム / ワーク・ファミリー・コンフリクト / ストレス予防対策 / ストレス反応 / ストレス要因 / 職業性ストレスモデル / インターネット調査 / K6 / 尺度 / フランス / メンタルヘルス / 実態把握 / 日本 / 中小企業 / 経営者 / 実態解明 |
研究開始時の研究の概要 |
中小企業経営者は、業務の過重負荷や責任の重さによって職業性ストレスが高いことが考えられるが、その実態は明らかにされていない。近年では、中小企業の従業員に対するメンタルヘルス対策の法整備が進んでいるものの、経営者についての対策は行われていない。 将来的には、経営者のメンタルヘルスケアを支援する対策や制度が必要であると考えられるが、先行研究が少なく調査尺度も一貫性がないため、検討すべき基礎データがないのが現状である。 本研究の目的は、我が国における中小企業経営者の職業性ストレスの特性に応じた尺度の開発と評価方法を検討することにより、中小企業経営者の職業性ストレスの実態を解明することである。
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研究成果の概要 |
本研究は中小企業経営者の職業性ストレスの特性に応じた尺度の開発と評価方法を検討することを目的に,文献検討とインタビュー調査を行い,中小企業経営者のための仕事のストレス調査票案を作成した.本調査票の信頼性・妥当性を検討するために,全国の中小企業経営者を対象にインターネットによる調査を実施した.その結果,仕事のストレス要因として3因子(人材管理,財務管理,業務負荷)と修飾因子(自己効力感,ワーク・ファミリー・コンフリクト,家族と共同経営者の病気,セルフケア,ソーシャルサポート)が抽出され,アウトカム(心理的ストレス,プレゼンティーズム)とも有意な結果であり,信頼性・妥当性が証明された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
中小企業経営者は経営責任が個人に集中するために,業務の過重負荷や責任の重さによって職業性ストレスが高いことが考えられるが,その実態は明らかにされていない.近年では従業員に対するメンタルヘルス対策が進んでいるものの,経営者についての法整備がされておらず,自己責任となっている. 今後,経営者に対する対策が必要であると考えられるが,先行研究が少なく調査尺度も一貫性がない.本研究により,我が国における中小企業経営者の職業性ストレスの特性に応じた尺度の開発と評価方法を検討することにより,中小企業経営者の職業性ストレスの実態を解明することができ,メンタルヘルス対策を検討することができる.
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