研究課題/領域番号 |
19K11255
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
|
研究機関 | 大分県立看護科学大学 |
研究代表者 |
秦 さと子 (小野さと子) 大分県立看護科学大学, 看護学部, 准教授 (10443897)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | 血液中サブスタンスP / 嚥下機能 / 予備能 / 唾液中サブスタンスP / 嚥下反射潜時 / 嚥下機能評価 / 血中サブスタンスP / 基準値 |
研究開始時の研究の概要 |
嚥下機能は正常に見えても加齢性に低下する(予備力の低下)ため、機能低下を予防する取り組みが必要である。しかし、自分の嚥下状態について客観的に認識する機会が極めて少ないため、積極的な取り組みには至っていない。そこで、自己の嚥下予備力がどの程度であるかを認識し管理する必要があると考え、血中および唾液中サブスタンスP(血中・唾液中SP)濃度に注目した。本研究では血中・唾液中SP濃度による嚥下機能の基準値の提案を目的とする。これにより嚥下機能維持の自己管理支援の一助となり、将来の誤嚥性肺炎のリスク低減、QOL維持に寄与すると考える。
|
研究実績の概要 |
2020年度の結果から嚥下状態との関連は、唾液中SP濃度より、血中SP濃度の方が反映している可能性が考えられた。そのため、2022年度は嚥下状態における血中SP濃度の妥当性の検討を目的に、嚥下障害あり群と嚥下障害なし群で血液SP濃度を比較することを計画し準備した。しかし、COVID-19の影響から、病院や高齢者施設内への立ち入り規制、医療需要の増大に伴う医療従事者の厳しい労働スケジュール等から施設内職員への研究協力は難しく、新規のデータ収集はできなかった。人との関り減少や行動制限下においては、嚥下機能の低下が潜在的に進行している可能性があることから、嚥下機能の客観的指標となり得る本研究成果が期待される。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
COVID-19の影響から、病院や高齢者施設内への立ち入り規制、医療需要の増大に伴う医療従事者の厳しい労働スケジュール等から施設内職員への研究協力は難しく、新規のデータ収集はできなかったため。
|
今後の研究の推進方策 |
COVID-19の規制緩和から、病院や高齢者施設内の協力が期待できる。社会状況を観察し、嚥下障害を持つ患者を受け入れている施設、3か所程度への協力依頼を予定している。
|