研究課題/領域番号 |
19K11256
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 高崎健康福祉大学 |
研究代表者 |
赤堀 八重子 高崎健康福祉大学, 保健医療学部, 准教授 (30700124)
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研究分担者 |
倉林 しのぶ 高崎健康福祉大学, 保健医療学部, 教授 (20389753)
斉藤 基 群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 教授 (30258884)
武居 明美 高崎健康福祉大学, 保健医療学部, 講師 (70431715)
坪井 りえ 群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 講師 (70526483)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2021年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 特定保健指導 / 尺度開発 / 利用阻害要因 / 利用勧奨プログラム / 生活習慣病予防 / 利用促進ガイドライン / 特定保健指導の利用阻害要因 / 利用勧奨 / プログラム / 特定保健指導該当者 / 未利用の動機 / 利用促進 / ガイドライン |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,「特定保健指導該当者の利用行動評価尺度」及び動機の特徴別の支援を提供するための利用促進ガイドラインを作成することを目的とする.研究は第3段階からなり,第1段階は,特定保健指導該当者の利用行動に関する動機の特徴を把握するための利用行動評価尺度を作成する.第2段階は,利用行動評価尺度の得点結果により,特定保健指導該当者を利用行動の動機の特徴別に分類し,分類別による保健指導の利用に向けた勧奨方法を用いて介入するための利用促進ガイドラインを作成する.第3段階は,利用行動評価尺度と利用促進ガイドラインを市町村で実施し,利用行動評価尺度及び利用促進ガイドラインの有効性を検証する.
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研究成果の概要 |
本研究では,特定保健指導該当者の支援体制の確立に向けた利用促進ガイドラインの作成に向けて,【理想的な健康よりも優先される価値観】【生活習慣を変えることに対する無益感】【保健指導に対する否定的な感情】【自身の健康の判断に対する自負心】の4因子18項目からなる「特定保健指導該当者を対象とした特定保健指導の利用阻害要因尺度」を開発した. 次に利用勧奨プログラムを作成する前段階として,「特定保健指導の利用阻害要因尺度」を活用した調査を実施した.その結果,尺度を活用し利用勧奨を行うことの有効性が示された.現在は,調査結果をふまえ,尺度の因子別による利用勧奨プログラムを作成している.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で作成した尺度を活用することにより,利用阻害要因に関する集団および地域ごとの実態や特徴を把握でき,自治体や地区別,属性集団別の利用勧奨や啓発媒体の作成が可能となる.さらに,健診結果と阻害要因の関連など,より詳細に地域の特徴を把握できる可能性がある.また,尺度に基づく利用勧奨プログラムの作成により,特定保健指導該当者に対して系統立てた支援を提供することができ,特定保健指導の利用率向上に結びつくと考える.こららのことより,地域課題が明確化され,エビデンスに基づく保健事業の展開に結びつき,生活習慣病および重症化の予防,さらには,健康寿命の延伸や医療費適正化に貢献できると考える.
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