研究課題/領域番号 |
19K11292
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 帝京大学 (2022) 西九州大学 (2019-2021) |
研究代表者 |
古川 久美子 帝京大学, 福岡医療技術学部, 准教授 (80737320)
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研究分担者 |
黒木 司 福岡国際医療福祉大学, 看護学部, 准教授 (50536894)
岡崎 美智子 西九州大学, 看護学部, 教授 (60279354)
河口 朝子 長崎県立大学, 看護栄養学部, 教授 (60555473)
孫田 千恵 久留米大学, 医学部, 講師 (80389501)
森田 夏代 東京家政大学, 健康科学部, 講師 (20784838)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 死別体験 / 後期高齢者 / よりよく生きる / より良く生きる / 配偶者との死別 / 高齢者の思い / より良く生きるための支援 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は心身の老いを自覚し死を意識しながら生きる後期高齢者が、配偶者や重要他者との死別体験後もよりよく生きるためには、どのような支援を必要としているのかを明らかにし、具体的な対応を地域行政に提言することを目的とする。 後期高齢者の割合は年々増加し、高齢者のみの世帯の増加から孤立生活が問題となっている。また、死別後の精神面の不調から身体的疾患の発症に繋がり、医療・福祉費の増額が予測される。そこで、大きな苦悩をもたらす死別体験後、後期高齢者が独りで人生の終盤をよりよく生きることが大きな課題となる。本研究は後期高齢者の死別体験後のより良い暮らしの実現と医療・福祉費の減額に貢献することをめざす。
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研究実績の概要 |
本研究は、心身の老いを自覚し、死を意識しながら生きる後期高齢者が、配偶者や重要他者との死別体験後もより良く生きるためには、どのような支援を必要としているのかを明らかにするするため、インタビューガイドを用いたインタビュー調査を行い、得られた逐語録をデータとして分析する質的研究である。 研究協力者は配偶者や重要他者との死別後、地域で一人で暮らす後期高齢者とし、インタビュガイドは、①大事な大事な方をお見送りになられたのはいつですか、②そのときのお気持ちはいかがでしたか、③それまではどのように生活されていましたか、④それから今までどのように過ごされてきましたか、⑤見送られた後身近にどなたかおられましたか、⑥今、どんな生きがいをお持ちですか、⑦これまでに、困られたことはありませんでしたか、⑧これまでに周囲の方に何か望まれることはありましたか、⑨現在、体調はいかがですか、⑩これから、どのように過ごされたいですかの10項目とし、死別後の後期高齢者の思いを聞き取っていった。 しかし、新型コロナ感染症の拡大により、予定していた研究協力者の事例数が得られず、当初の研究経計画を延長して昨年度まで依頼を行っていったが、健康に不安を抱く後期高齢者とのインタビュー調査は全く進まなかった。 そこで、2023年度まで延長して、現在得られている事例をもとに分析を行い、学会の発表と論文作成をすることにした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
本研究は後期高齢者を研究協力者としたインタビュー調査であるため、新形コロナ感染症拡大に伴い、感染リスクの高い後期高齢者からの依頼を断られるケースが非常に多かった。そこで、感染対策を講じ、リスクを回避して行うことを説明したが、協力が得られず研究計画書で予定したいた事例数に達しなかったため、当初の研究計画より、大きく遅延してしまった。
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今後の研究の推進方策 |
現在得られた事例をもとに研究目的を達成できるよう分析し、学会発表及び論文作成し、学会に投稿予定で、進めている。
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