研究課題/領域番号 |
19K11297
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 浜松医科大学 |
研究代表者 |
平松 良浩 浜松医科大学, 医学部, 特任准教授 (00397390)
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研究分担者 |
渡邉 浩司 浜松医科大学, 医学部, 特任助教 (00834516)
竹内 裕也 浜松医科大学, 医学部, 教授 (20265838)
本家 淳子 浜松医科大学, 医学部, 特任助教 (20824981)
菊池 寛利 浜松医科大学, 医学部附属病院, 講師 (70397389)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 消化器外科 / 食道癌 / 栄養管理 / リハビリテーション / 周術期管理 / 食道がん / サルコペニア / 栄養 / チーム医療 |
研究開始時の研究の概要 |
食道癌の治療では外科手術が重要な位置を占めている。食道切除術は高度の侵襲を伴い、他の消化器癌手術と比較して合併症率や致死率が高いことが知られている。また術前に骨格筋量の減少や身体機能の低下などが認められると、術後合併症のリスクと増大することが報告されてきた。しかしながら、食道癌患者に対する周術期の運動療法や栄養療法が合併症の予防につながるかどうかについては明らかにされていない。 本研究は、食道切除術予定患者を対象に、骨格筋量の増加を目標とした強化栄養運動療法による周術期生活機能支援プログラムの新規開発と、同プログラムによる長期予後の改善を目的とするものである。
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研究成果の概要 |
食道切除術を予定する食道癌・食道胃接合部癌患者を対象とした、骨格筋量の増加をめざした術前短期間の強化運動栄養介入プログラムの開発をおこなった。本研究では、身長、体重、血液検査、骨格筋量測定(インピーダンス法)、体組成測定、心肺運動負荷試験、握力、歩行速度、腸腰筋面積(L3)を介入プ ログラムの実施前後に計測し、介入による変化を評価した。運動プログラムとしては、個々の運動耐容能を把握し、レジスタンス運動と有酸素運動を組み合わせた運動療法を行った。また食事内容、摂取量について記録用紙に記録し、管理栄養士が継続的に評価および指導を行った。予定症例に達したところで解析を行う予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
食道癌の治療では外科手術が重要な位置を占めているが、食道切除術は高侵襲で他の消化器癌手術と比較して合併症率が高い。また骨格筋量の減少などが術後の呼吸器合併症や縫合不全のリスクとなることが報告されている。 食道切除術を予定する食道癌・食道胃接合部癌患者を対象に、骨格筋量の増加をめざした周術期支援プログラムの新規開発を目的として本研究を実施した。さらに骨格筋量の増加が術後の合併症を減少させるかどうか、長期予後改善に寄与するかどうかについても解析を行う予定である。本研究で開発したプログラムを他疾患や高齢患者などにも応用し、より多くの手術患者の術後合併症の軽減や予後の改善に寄与することをめざす。
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