研究課題/領域番号 |
19K11307
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 東洋大学 |
研究代表者 |
高橋 良至 東洋大学, ライフデザイン学部, 教授 (30396931)
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研究分担者 |
井上 薫 東京都立大学, 人間健康科学研究科, 准教授 (90259143)
高木 基樹 芝浦工業大学, システム理工学部, 准教授 (90572694)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 高齢者 / パーソナルモビリティビークル / 移動 / 自立 / 買い物弱者 / パーソナルモビリティ |
研究開始時の研究の概要 |
高齢社会における高齢者の移動手段の確保の問題解決するために,できるかぎり自分の体を使って移動することで心身の健康を維持し,公共交通機関に乗り込み行動範囲を拡大することができる,アシスト機能を有し路面を蹴り出して走行するパーソナルモビリティビークルの開発を行っており,実証実験を通じてその有効性,交通や高齢者のQOLへの寄与を検証,評価する.
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研究成果の概要 |
移動制約者が,路面を蹴り出して走行するアシスト機能付きパーソナルモビリティビークルの試作を行った.これまでに開発した操舵機構を改良し,最小旋回半径が電動カートの規格に収まり,かつ操舵しやすい試作機を製作した.また,この試作機を用いて,下肢の筋活動を計測した結果,アシスト走行では,通常の歩行よりも運動負荷は低いが,下肢に一定の負荷を与えることができることが示唆された.さらに,取り回しやすさや折りたたみを考慮したフレーム形状を持つ試作機を別途製作した.また,団地高齢者の買い物行動などのアンケート調査,電動カートによる買い物実験を行い,移動支援による買い物支援について検討を行った.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
路面を蹴り出して進むパーソナルモビリティビークルの試作を行い,蹴り出しの筋力を測定する実験を行った結果,モータによるアシストが高齢者の身体機能を補助しつつ筋力の維持に貢献できることが確認された.また,買い物弱者である団地居住の高齢者らが電動カートをシェアして外出するための仕組みについて,アンケートや走行実験を行い検討することで,社会的弱者である買い物難民への支援につなげる研究を行うことができた.
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