研究課題/領域番号 |
19K11319
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
西村 誠次 金沢大学, 保健学系, 教授 (70251965)
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研究分担者 |
立矢 宏 金沢大学, フロンティア工学系, 教授 (10216989)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 母指 / 手指 / 運動調節能 / オコナー巧緻テスト / パーデューペグボードテスト / 示指 / 中指 / 手指巧緻性 / 手の運動調節能 / 上肢パフォーマンス能力 / 筋活動 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,従来の測定システムをさらに新規で1台追加して,手外科疾患患者での臨床応用によって,本法の手の運動調節能と上肢パフォーマンス能力との関連性を明らかにする.さらに従来の測定システムと筋電図機器を同期して,健常人及び手外科疾患患者で,手の運動調節能に寄与する筋群の筋活動との関連性を明らかにし,さらに手外科領域での新しい手の機能評価法として本法の有用性を確立する.
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研究成果の概要 |
本研究は,自作の計測システムを用いて,母指,示指,中指の最大筋力25%の運動調節能を計測し,オコナー巧緻テスト,パーデューペグボードテストとの関連性を検証した. 母指屈曲とオコナー巧緻テスト,パーデューペグボードテストの右手,アセンブリーとの相関は,各々r=0.25,r=-0.15,r=0.06,示指屈曲は各々r=0.48,r=-0.36,r=-0.31,中指屈曲は各々r=0.05,r=0.12,r=0.19で,示指のみで,オコナー巧緻テスト,パーデューペグボードテストの右手と弱い相関(P<0.05)を示した.つまり,軽度のつまみ動作では示指が最も手の巧緻能力に寄与していることが示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
母指,示指,中指屈曲の最大筋力25%の運動調節能とオコナー巧緻テスト,パーデューペグボードテストとの関連性を検証し,示指は軽度のつまみ動作で最も手の巧緻能力に寄与していることが示唆された.また今回の研究から,母指,手指の運動調節能の計測は,手の巧緻能力を推測できる可能性を示しており,さらに外傷手のリハビリテーションで運動調節能を高めることは,手の機能の再獲得の効果が期待できる可能性が示唆された.
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