研究課題/領域番号 |
19K11356
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
|
研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
横場 正典 北里大学, 医療衛生学部, 教授 (80316942)
|
研究分担者 |
片桐 真人 北里大学, 大学病院, 医師 嘱託職員 (50152674)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2025-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | 呼吸リハビリテーション / 呼吸筋筋活動 / 呼吸筋筋電図 / 筋電図 / 呼吸筋 |
研究開始時の研究の概要 |
209年度は測定機器の購入と設営を行い、研究の準備を行う。研究対象者を公募し、本研究への参加に文書にて同意した健常成人を対象に研究を行う。研究対象者に痛みを感じさせない細さと柔軟性を有した白金線を用いて作成した電極を種々の呼吸筋に留置し、筋電図信号を測定する。換気機能や筋電図信号を安静換気下、吸気または呼気抵抗負荷時、肘を机について上半身を前傾させた姿勢(上肢支持前傾座位)の条件下で測定する。 2020年度、2021年度は研究対象者を増やしながらデータの集積に努める。 最終的に安静時を基準として、呼吸負荷時や上肢支持前傾座位で呼吸機能や呼吸筋筋電図活動にどのような差がみられるのかを解析する。
|
研究実績の概要 |
本研究では、呼吸リハビリテーション、特に理学療法施行時の呼吸筋の筋電図信号を測定、評価することで、呼吸理学療法施行時の種々の呼吸筋の動員の差を明らかにすることを目的としている。このため、呼吸理学療法施行時に痛みを発生させない筋電図電極を用いることが重要である。直径0.08 mmの細さであるfine wire電極を用いることで、痛みによる呼吸筋の動員が抑制されることなく、正常な呼吸筋の筋活動とその筋電図信号を導出することが可能となる。このため、筋電図信号導出電極用の白金線を購入し、公募による研究対象者の募集を開始した。本研究では呼吸理学療法施行時にマウスピースを介して肺気量等の呼吸機能を同時に評価しなくてはならない。しかしながら、COVID-19感染拡大防止の観点から研究を一時的に休止せざるを得なかった。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
本研究は健常成人を対象としており、安全に研究を進めるためには医師を含めた複数の研究者が研究対象者と緊密な距離に居て、研究対象者の全身状態を観察しながら研究を進める必要がある。また、筋電図測定中は研究対象者はマスクを着用せずにマウスピースを介して呼吸運動を繰り返す必要がある。このため、COVID-19の感染拡大防止の観点から研究活動を一時的に休止せざるを得ない状況であったため。
|
今後の研究の推進方策 |
研究期間の1年延期を申請して承認されたので、引き続きCOVID-19感染の収束状況を慎重に検討し、適切な時期に研究の再開を目指す。
|