研究課題/領域番号 |
19K11380
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 関西医療大学 |
研究代表者 |
大歳 太郎 関西医療大学, 保健医療学部, 教授 (40336483)
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研究分担者 |
倉澤 茂樹 福島県立医科大学, 保健科学部, 教授 (40517025)
中井 靖 京都女子大学, 発達教育学部, 准教授 (80462050)
木村 大介 関西医療大学, 保健医療学部, 教授 (90513747)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 自閉症スペクトラム症 / 発達障害 / 模倣 / 感覚 / 脳活動 / 眼球運動 / 自閉スペクトラム症 / 自閉症 / 視覚刺激 / 表情 |
研究開始時の研究の概要 |
自閉スペクトラム(ASD) 児の表情模倣及び表情と手指模倣時の脳活動と眼球運動の同時計測により,1)どのタイプの模倣がASD児のミラーニューロン(mirror neuron system: MNS) の賦活を高めるか否か,2)模倣の繰り返し練習により,MNSの賦活は高まるのか否か,について検証する.
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研究成果の概要 |
大学生の手の形と表情の同時模倣の際の視線や順序について,表情を中心として見ているが,同時模倣の際には,手の形を見て先に模倣し,次に表情を模倣してそのまま表情に注目することが多いことが明らかとなった. 一方,ASD児及びそれらが疑われる児に対する手の形と表情の同時模倣の際の視線や順序の特徴について,表情を中心として見ている児は,同時模倣の際に表情から行う児が多く,反対に手の形を中心として見ている児は,同時模倣の際に手の形から先に模倣することが多く,どちらか一つのパターンで捉える傾向があった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
自閉スペクトラム(ASD)の主要な症状である共感性や模倣の問題を説明する仮説として,ミラーニューロン(mirror neuron system: MNS)障害説が注目されている.これらと関連のある他の問題では,感覚刺激の反応亢進または低反応,日常生活や運動場面における手指や動作の不器用さ,眼球運動の拙劣さが挙げられる.本研究によりASD児の模倣の特徴や視線追従のパターンが明らかとなり,感覚刺激の反応亢進または低反応との関連を明らかにすることで,エビデンスにもとづいたASD児の早期発見,早期支援を促進する可能性を秘めている.
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