研究課題/領域番号 |
19K11386
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
高見 彰淑 弘前大学, 保健学研究科, 教授 (80610691)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2021年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 脳卒中 / 仮想現実 / 後進歩行 / 脳血流量 / ランダム化比較対照試験 / 速度誤認識 / 脳卒中患者 / 能血流量変化 / 歩行介入 / トレッドミル / VR |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では脳卒中患者に対して、歩行のバーチャルリアリティ(VR)体験後、トレッドミルを使用し、仮想現実とトレッドミル歩行の進行速度を意図に時間差をつける、誤認識をさせ、前進および後進歩行を用いた治療介入を行う。 それによって、歩行など起居・移動動作改善に効果があるかランダム化比較対照試験を実施し、リハビリテーション領域で広く活用されている評価指標に加え、光トポグラフィーを用いた脳科学的観点から有効性を解明することを目的としている。
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研究成果の概要 |
脳卒中患者において、実際の歩行速度と事前に提供された仮想現実(Virtual Reality;以下VR)の歩行映像に、意図的に速度差をつけ、速度の誤認識を形成させた直後、後進歩行練習を実施した。この介入方法について、歩行やバランス能力に関する効果について検証すべく、ランダム化比較対照試験を実施した。対象は歩行可能な脳卒中患者41名で介入群19名、対照群22名でランダムに割り付けた。介入期間は3週間であった。結果、介入群が対照群と比較して、バランス機能や歩行など移動能力に有意な改善が認められた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脳卒中患者において、仮想現実(Virtual Reality;以下VR)を用い、速度誤認識を形成させた際の後進歩行の介入効果に関する、3週間のランダム化比較対照試験を実施した。対象は歩行可能な脳卒中患者41名で介入群19名、対照群22名でランダムに割り付けた。介入期間は3週間として効果を比較した。移動能力やバランス能力が改善した。また、前頭前野を中心とした脳血流量の増加も認めたことは、リハビリテーション上科学的見地に立った、脳卒中患者の歩行能力向上やADLの早期獲得の一助になると考えられる。
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