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力学的尺度で痙縮を評価する試みと、その計測装置開発のための研究

研究課題

研究課題/領域番号 19K11388
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分59010:リハビリテーション科学関連
研究機関金沢大学

研究代表者

八幡 徹太郎  金沢大学, 附属病院, 講師 (10334781)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
キーワード痙縮 / 測定 / 評価 / 装置 / 測定装置 / 内反尖足 / 片麻痺 / 対麻痺 / 尖足 / 内反足 / 痙縮評価
研究開始時の研究の概要

痙縮は、脳卒中後片麻痺などでみられる過剰な筋緊張亢進状態である。足では、歩行時に爪立ちや内がえしの恰好で足が固まり、足の裏の地面接地が難しくなる。こうした足部の痙縮を抑制する治療は、安全かつ安定した歩行能力の確保のため推奨される。その効果的な治療を遂行するにあたり、治療前後での適切な効果判定は欠かせない。しかし、痙縮は安静時よりも動作時に強く現れる特色があり、その動作時の程度を計測する実用的な方法は未確立である。本研究は、臨床的汎用性の高い、動作時の痙縮計測法の確立を目標とし、足部の痙縮(尖足、内反)を対象に計測試作装置の開発を目指す。

研究成果の概要

本研究では,動作時に増強し変動する足部の痙縮を定量的かつリアルタイムに計測する装置を試作した.全周型のプラスチック製短下肢装具を利用し,その内側7か所に小型圧力センサーを設置した.健常者3人を対象に,同装具を装着の上,その中で足を随意的に内反・底屈へと最大努力で動かしてもらった.その結果,母趾球背側,小趾球底側,足関節前面の3か所で,随意的内反・尖足運動に連動した応力が捉えられた.目標とする装置は,このような方法を利用して開発できる可能性があることを見出した.

研究成果の学術的意義や社会的意義

痙縮は,中枢性運動麻痺の後遺症者の日常生活の自立度,社会参加意欲,生活の質を低下させる一因であり,その治療にはリハビリテーション科も積極的に取り組んでいる.痙縮の重症度や治療効果の臨床的評価法は従来,安静時に評価する方法が一般的だが,痙縮に悩む患者の主訴は動作時にも多い.痙縮は動作時に増強する特徴があるため,臨床的には動作時の痙縮を実測すべきところだが,現在,臨床に広まるような方法がない.今後は,本研究結果を第一歩に,目標とする計測装置のプロトタイプの製作を進めたい.

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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