研究課題/領域番号 |
19K11396
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 東京通信大学 |
研究代表者 |
高木 美也子 東京通信大学, 人間福祉学部, 教授 (00149337)
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研究分担者 |
鈴木 範子 東京通信大学, 情報マネジメント学部, 専任講師 (10619381)
前野 譲二 東京通信大学, 情報マネジメント学部, 准教授 (30298210)
坂本 美枝 東京通信大学, 人間福祉学部, 教授 (60454196)
加藤 泰久 東京通信大学, 情報マネジメント学部, 教授 (60814960)
長沼 将一 東京通信大学, 情報マネジメント学部, 助教 (70534890)
松浦 真理子 東京通信大学, 人間福祉学部, 助教 (80469436)
土屋 陽介 東京通信大学, 情報マネジメント学部, 准教授 (90447037)
任 賢宰 旭川大学, 保健福祉学部, 准教授 (50827954)
福士 珠美 東京通信大学, 人間福祉学部, 教授 (40713615)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | コミュニケーションロボット / 超高齢化社会 / 介護人材の不足 / 介護予防 / 健康教育 / ロボットの韓国語対応 / 日韓高齢者比較 / 介護人材の不足介護予防 / 韓国語のクイズアプリ作成 / 韓国高齢者に対するクイズの効果測定 / 韓国高齢者に対するロボット効果の測定 / ロボットに対する日韓高齢者の比較 / クイズに対する日韓高齢者の比較 / 高齢者向け「新型コロナ対策クイズ」動画 / ロボットが説明を行う「フレイル予防クイズ」動画 / ケアマネ支援アプリの開発 / 高齢者とロボットのコミュニケーション効果の測定 / 対話アプリの改良 / ロボットに対する高齢者の受容性調査 / ケアマネジャー支援アプリの開発 / 対話アプリケーション開発 / 業務報告書作成システム開発 / 体調通報システム開発 / ロボットに対する介護職員の受容性調査 / 外国人介護職希望者の日本語能力向上支援ツール開発 |
研究開始時の研究の概要 |
高齢者人口の急増に伴い、介護職員が全く足りない日本では、高齢者の認知症予防に重要なコミュニケーションの機会は削られている。本研究では、介護職員と高齢者のコミュニケーションを音声や動画を元に分析し、スキルを形式知化した後、ロボットに実装して、それを基に高齢者と会話ができる①対話アプリケーションを開発する。さらに介護職員の負担軽減の為に、②業務報告書の作成支援を行うシステム開発、③会話から高齢者の体調を推定し、介護職員に通報するシステムの開発、④ロボットの受け入れに対する介護職員の受容性や介護観の調査、⑤介護職を希望する外国人に専門用語を含む日本語能力向上支援の研修ツール開発を実施する。
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研究成果の概要 |
2021年までは日本の高齢者がCOVID-19に対する必要な知識を習得できるように、コミュニケーションロボットを使って「新型コロナ対策クイズ」「フレイル対策クイズ」動画を作成し、福祉施設でその効果を調査した。これから、講義形式より学習者が主体的に参加できるクイズ形式の方が、高齢者の新たな知識獲得につながる事が判明した。韓国では日本を上回るスピードで少子高齢化が進行しているので、韓国高齢者に対し同じ介護予防プログラムを実施し、日本の高齢者との比較検討を行った。韓国高齢者の約90%は、介護予防プログラムで新しい知識を得たと回答し、日本の高齢者より,健康教育クイズに対して好印象であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我が国の高齢化率は年々増加し、それに対し多くの介護人材が必要になるが、まずは高齢者が病気の予防知識を身に付け、なるべく介護に頼らない生活を送ることが重要である。我々は知識が身につくクイズ形式で、対話ロボットが説明する健康教育クイズ動画を作成し、高齢者施設で実施し、良い結果を得た。システム面では今回の研究でクイズジェネレーターを開発し, Excelが使えれば誰でも対話ロボットを使った健康教育クイズが作成できるようにした。出題形式は同じフォーマットで,問題の内容は随時更新可能なので,ITに詳しくない施設職員でもその時勢にあわせた様々な教育クイズを作成できるようにした。
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