研究課題/領域番号 |
19K11402
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 大阪河崎リハビリテーション大学 |
研究代表者 |
芦塚 あおい 大阪河崎リハビリテーション大学, リハビリテーション学部, 講師 (50761087)
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研究分担者 |
武田 雅俊 大阪河崎リハビリテーション大学, リハビリテーション学部, 教授 (00179649)
鐘本 英輝 大阪河崎リハビリテーション大学, リハビリテーション学部, 客員准教授 (20838932)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 認知症 / BPSD / 睡眠 / 日中活動量 / 神経心理検査 / うつ/アパシー |
研究開始時の研究の概要 |
近年、認知機能低下のリスク因子としての睡眠が注目されている。認知症患者の睡眠とう つおよびアパシーの関係は、臨床上大きな問題であるが、ほとんど解明されていない。認知 症患者は高率で睡眠障害を呈しており、睡眠導入剤の服薬率が高いことが知られている。 本研究では、混合性認知症の入院患者について、詳細な認知症の臨床評価を施行し、睡眠 導入剤の投与のある時期と、ない時期とについて、マット型睡眠計を用いて睡眠パターンを、アクチグラフを用いて日中の活動量を、うつ病スコアとアパシースコアにて症状評価を行うことにより、睡眠導入剤が認知症患者の睡眠改善を介してうつ/アパシーにどのように影響しているかを明らかにする。
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研究成果の概要 |
認知症患者は高率で睡眠障害を呈しており、睡眠導入剤の服薬率が高いことが知られている。現在広く使用されているオレキシン受容体拮抗薬は、睡眠の改善をもたらすとされている。睡眠の改善が、認知症患者の日中の生活や認知機能にどのように影響を及ぼすかを調べた。認知症の症状、重症度、精神活動、生活動作、認知機能のいずれにおいても睡眠導入剤の服用前後で差は認められなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
認知症の症状のうち、中核症状に伴う多彩な症状は、BPSD(行動・心理症状)と呼ばれ、臨床上や介護の側面においても問題となっている。家族や介護者はそれら症状の対応に困難を覚え、解決につながる方法が望まれている。 近年、そのような症状のリスク因子としての睡眠が注目されている。認知症患者は睡眠導入剤の服薬率が高いことが知られており、現在広く使用されているオレキシン受容体拮抗薬(スボレキサント)は、睡眠の改善をもたらすとされている。スボレキサント服用前後において、認知症の症状、重症度、精神活動、生活動作、認知機能の変化を調べたが、いずれも差は認められなかった。
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