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超音波刺激による筋損傷からの回復促進にマクロファージは必要か?

研究課題

研究課題/領域番号 19K11431
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分59010:リハビリテーション科学関連
研究機関愛知医療学院短期大学

研究代表者

木村 菜穂子  愛知医療学院短期大学, 理学療法学専攻, 講師 (00544751)

研究分担者 縣 信秀  常葉大学, 保健医療学部, 准教授 (00549313)
清島 大資  東海大学, 医学部医学科, 講師 (80756370)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード筋損傷 / 超音波 / マクロファージ / 超音波刺激 / リハビリテーション
研究開始時の研究の概要

本研究の研究計画は,大きく分けて次の3つに分類される.まず,①超音波刺激によってマクロファージから分泌が促進される因子が筋衛星細胞の増殖を促進するかどうかを検証する.次に,②超音波刺激によってマクロファージからの分泌が促進される因子の同定とマクロファージの分化を検証する.最後に,①②の結果を基に,③筋損傷モデルラットを用いた超音波刺激による筋損傷からの回復促進メカニズムの解析を行う.

研究成果の概要

筋損傷を早期に回復させることはリハビリテーションにとって重要な課題である.超音波は筋損傷からの回復を促進させるツールとして十分に期待されるが,科学的根拠が乏しい.そこで,筋損傷からの回復のメカニズムを明らかにする必要がある.本研究では,超音波刺激によって筋衛星細胞が増殖されるかどうか,超音波によってマクロファージから分泌が促進される因子で筋衛星細胞の増殖が促進されるかどうかを検証した.また,筋損傷モデルマウスを用いて,超音波刺激による筋損傷からの回復促進効果を検討した.その結果,超音波刺激による筋衛星細胞の増殖促進効果がみられたものの,マクロファージから分泌促進される因子の同定はできなかった.

研究成果の学術的意義や社会的意義

超音波刺激によって筋損傷からの回復が促進することは,いくつか報告されている.しかし,その分子メカニズムまで迫ったものはない.また,多くは筋衛星細胞の活性化に着目をしており,マクロファージに着目しているものも少ない.一方,マクロファージの機能については,貪食作用のみではなく,他の細胞を活性化するなどの免疫学的微小環境を調節するという新しい知見が多く報告されている.本研究は,超音波刺激による筋損傷からの回復促進にマクロファージが関与しているのか,またその分子メカニズムを解明する試みであった.本研究の成果は,効果的・効率的な筋損傷に対する新しい治療法の開発へと繋がると考える.

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2022 2019

すべて 学会発表 (4件)

  • [学会発表] 培養筋管形成におけるα-アクチニンの役割の検討2022

    • 著者名/発表者名
      清島大資,平田宏聡,勝田紘基,小林剛,縣信秀,伊東佑太,木村菜穂子
    • 学会等名
      第2回日本物理療法研究会学術大会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
  • [学会発表] マウス足関節背屈筋群の伸張性収縮による筋損傷モデルの開発2019

    • 著者名/発表者名
      縣 信秀,森 友洋,清島 大資,伊東 佑太,木村 菜穂子,河上 敬介
    • 学会等名
      コ・メディカル形態機能学会第18回学術大会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] 異なる超音波刺激条件による筋衛星細胞の増殖促進効果2019

    • 著者名/発表者名
      縣 信秀,清島 大資,伊東 佑太,木村 菜穂子,宮津 真寿美,河上 敬介
    • 学会等名
      第27回日本物理療法学会学術大会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] マウス足関節背屈筋群の伸張性収縮による筋損傷量は角速度に依存する2019

    • 著者名/発表者名
      縣 信秀,森 友洋,清島 大資,伊東 佑太,木村 菜穂子,宮津 真寿美,河上 敬介
    • 学会等名
      第24回日本基礎理学療法学会学術大会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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