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日常身体活動が血中ナトリウム利尿ペプチドに及ぼす効果に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19K11441
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分59020:スポーツ科学関連
研究機関佐賀大学

研究代表者

西田 裕一郎  佐賀大学, 医学部, 講師 (50530185)

研究分担者 田中 恵太郎  佐賀大学, 医学部, 教授 (50217022)
原 めぐみ  佐賀大学, 医学部, 准教授 (90336115)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
キーワード身体活動 / ナトリウム利尿ペプチド / 身体活動疫学
研究開始時の研究の概要

本研究では、佐賀J-MICCスタディーのベースライン調査に参加した約2,200人の中年男女を対象として、加速度計で測定された日常身体活動と血中ナトリウム利尿ペプチド濃度の関連について横断的に検討する。本研究により、ナトリウム利尿ペプチドの心臓からの放出を高め、このペプチドのもつさまざまな有益性を享受するための身体活動の強度(質)と時間(量)を明らかにする。

研究成果の概要

血中NT-proBNP濃度の高値は、死亡リスクの増加と関連する。佐賀J-MICCスタディの参加者を対象として、加速度計で評価した身体活動と血中NT-proBNP濃度の横断的解析を行った結果、男性では座位行動60分から中高強度活動60分への置き換えにより、NT-proBNPが23%低下するとの結果が得られた。また、飲酒がない/少ない男性よりも多い(23 g/日以上)男性で、その置き換え効果がより明確に認められた。結論として、男性では座位行動から中高強度活動への置き換えにより、血中NT-proBNPが低下する可能性が示唆された。また、その置き換え効果が飲酒状況により修飾される可能性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の結果より、男性において、座位行動(座っている時間)を中高強度活動(歩行レベル以上)に置き換えることにより、血中NT-proBNP濃度が減少する可能性が明らかになった。この負の関連は、歩行レベル未満の低強度活動では見られておらず、中高強度活動の重要性が示唆された。また、飲酒量の多い男性において、血中NT-proBNP濃度を低下させる座位行動から中高強度活動への置き換え効果がより明確に認められた。この結果より、血中NT-proBNP濃度を減少させる中高強度活動のベネフィットが、様々な疾患の発症リスクを上昇させる飲酒習慣がある男性において特に大きい可能性が示唆された。

報告書

(5件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 加速度計で測定した身体活動と血清NT-proBNPの横断的関連:J-MICC study―佐賀地区―2023

    • 著者名/発表者名
      西田裕一郎、原めぐみ、田口尚人、島ノ江千里、堀田美加子、檜垣靖樹、田中恵太郎
    • 学会等名
      第33回日本疫学会学術総会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-01-30  

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