研究課題/領域番号 |
19K11445
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 県立広島大学 |
研究代表者 |
三浦 朗 県立広島大学, 地域創生学部, 教授 (30190581)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 運動 / 血圧 / 睡眠 / 午睡 |
研究開始時の研究の概要 |
睡眠に及ぼす運動の恩恵的効果についてはすでに認められている,しかし,その効果と翌日の午前中の身体・精神活動との関連性については十分に明らかにされていない。本研究では,運動実施日の夜の睡眠の量(睡眠時間,効率,入眠潜時,中途覚醒時間)と質(睡眠ステージ),夜間の生理応答(自律神経系緊張度,血圧,心拍数)への影響を調べるとともに,翌日の午前中の生理応答と「眠気・疲労感・食欲・タスク処理」を評価し,両者の関連性を明らかにする。合わせて,「昼食後の短時間仮眠(午睡)」が,翌日の午前中の「眠気・疲労感・食欲・タスク処理」に及ぼす影響を検討することで,睡眠の戦略的なとり方を明確にすることを試みる。
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研究成果の概要 |
運動実施と昼食後の短時間仮眠(午睡)の組み合わせが,その日の夜の睡眠の量と質,夜間の生理応答(血圧,心拍数,自律神経系緊張度)に及ぼす影響を調べるとともに,翌日の午前中の生理応答と「眠気・疲労感・食欲・タスク処理能力」を評価した。低強度自転車運動,高強度自転車運動,卓球の実施,および運動に加えての午睡実施は,睡眠感を改善するとともに睡眠時血圧の低下を大きくし,翌朝の眠気,疲労感,食欲を改善させるという恩恵的効果を有するが,これらの効果は,運動の実施では得られるものの,午睡のみでは得られないものもあることが示唆された。また,運動による夜間血圧の低下は,運動後低血圧の延長の可能性が示唆される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本邦において睡眠に何らかの問題を抱えている人の割合は少なくない。睡眠や夜間の循環応答に及ぼす運動の急性効果について,実施する運動強度,運動様式がどのような影響を及ぼしているのか,また,運動に午睡(昼食後の短時間仮眠)を組み合わせることによる影響を明らかにすることは,きわめて興味深い。本研究では,低強度自転車運動,高強度自転車運動,卓球の実施,およびそれら運動に加えての午睡の実施は,睡眠を改善するとともに睡眠時血圧の低下を大きくし,翌朝の眠気,疲労感,食欲を改善させるという恩恵的効果を有するが,これらの効果は,運動の実施では得られるものの,午睡のみでは得られないものもあることが示唆された。
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