研究課題/領域番号 |
19K11446
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 東北福祉大学 |
研究代表者 |
黒木 薫 東北福祉大学, 健康科学部, 講師 (10550189)
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研究分担者 |
矢部 裕 東北大学, 医学系研究科, 講師 (00803016)
永富 良一 東北大学, 医工学研究科, 教授 (20208028)
水野 康 東北福祉大学, 教育学部, 教授 (40261789)
土谷 昌広 東北福祉大学, 健康科学部, 教授 (60372322)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | スポーツ外傷 / パフォーマンス / スクリーンタイム / 睡眠障害 |
研究開始時の研究の概要 |
睡眠の問題は心身共に直接的に疾患へと繋がるリスクを高めると言われており、アスリートにおいても睡眠の問題は慢性疼痛やパフォーマンスの低下を引き起こすと考えられる。大学トップアスリートを対象とし、スクリーンタイム(スマホ利用時間)の制限の有無による睡眠、および、スポーツ外傷/障害への影響を検討する。スマホ時間の短縮による睡眠障害、および慢性疼痛への影響を明らかにし、慢性疼痛や睡眠障害の悪循環を断ち、スポーツ外傷/障害の発症予防/改善につなげる。
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研究実績の概要 |
2020年度、投手29名を対象とし、投球速度と身体機能との関連を検討した。身体機能として、体幹屈曲・伸展筋力、股関節股関節屈曲・伸展・外転・内転筋力、膝関節屈曲・伸展筋力との関連を検討した。投球速度と関連があったのは、体幹屈曲筋力と軸脚股関節伸展・内転・外転およびステップ脚股関節屈曲・伸展であり、膝関節の筋力との関連は認められなかった 2021年度、投手27名(サイドスロー、アンダースローを除く)を対象とし、投球速度と身体機能(股関節筋力)との関連を検討した。先行研究より、軸脚股関節伸展、内転トルクが骨盤体幹を回転させると報告されており、2020年度に計測した股関節筋力に股関節内転+伸展方向の筋力を追加して検討した。投球速度と関連が認められたのは、軸脚股関節屈曲,伸展,内転+伸展筋力、およびステップ脚股関節屈曲であった。投球動作は下肢からの連動として骨盤・体幹を捻転させる動作が求められるが、軸脚股関節伸展筋力とともに、追加した股関節内転+伸展方向の筋力が骨盤・体幹を捻転させる動作に関与していることが考えられた。 2022年度、投手26名を対象とし、投球速度と身体機能(股関節自動運動角度)との関連について調査することを目的として測定を行い、現在、解析中である。 我々は、スクリーンタイムの増加による睡眠障害がスポーツ外傷・障害に影響すると仮説を立てている。2020年度~2022年度にかけて新型コロナウイルスの影響により、対象としているチームの活動が休止となるなど、ベースラインとしての外傷・障害調査、睡眠の量や質、睡眠障害に関する調査が実施できていない。 2023年度は、外傷・障害調査、睡眠の量や質、睡眠障害に関する調査を加え、パフォーマンスの低下から外傷・障害の発生に関する要因分析を追加する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナウイルス感染の影響により、対象とするチームの活動の休止等により、外傷障害調査、選手の睡眠量や質、スクリーンタイムなどのベースラインの調査が実施できていない。現状にて、活動は再開されており、2023年度に調査を実施する。 毎年実施している身体機能測定については、新型コロナウイルス感染予防の観点から、感染対策を踏まえ股関節などの特定部位の機能評価のみとし測定を実施し、身体機能とパフォーマンス(投球速度、打撃スイングスピード)との関連について、引き続き、分析検討をおこなう。
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今後の研究の推進方策 |
現状にて、外傷障害調査、選手の睡眠量や質、スクリーンタイムなどの調査が実施できていないため、縦断調査が困難となっている。2023年度に外傷障害調査、選手の睡眠量や質、スクリーンタイムの調査をアンケート形式にて実施し、パフォーマンス、外傷障害との関連を横断的に検討する。
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