研究課題/領域番号 |
19K11462
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
室伏 広治 東京医科歯科大学, スポーツサイエンス機構, 非常勤講師 (30609300)
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研究分担者 |
山口 大輔 東京医科歯科大学, スポーツサイエンス機構, 特任助教 (30770713)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | ハンマロビクス / ランダム運動 / 筋活動 / 下肢体幹筋 / 神経筋コントロール / 体幹筋 / エクササイズ / 姿勢保持 / 弛緩と緊張 / 傷害予防 / ハンマロビクスエクササイズ / 運動効率 / タイミング / パラメータ励振 / リズム |
研究開始時の研究の概要 |
アスリートが高レベルのパフォーマンスを維持するためには、怪我なく長期間トレーニングを継続することが重要である。負荷の高いトレーニングを長時間続ける事により負傷につながるため、多くのエリートアスリートが現役を続けることが困難となる。申請者は、現役時代に腰や股関節などの負傷による困難を打開するため、「ハンマロビクスエクササイズ」を考案し, 負傷部位への過度な負担なくトレーニングの継続が可能となり、38歳でオリンピック銅メダルを獲得できた。 本研究では表面筋電、3次元動作解析、フォースプレートを用いてハンマロビクスエクササイズの運動特徴を解明し、アスリートの傷害予防への効果を検討する。
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研究成果の概要 |
ハンマロビクス運動は、繰り返し運動から生じる慢性的な疲労の回避するため、また全身の姿勢コントロールや、筋のバランスやコーディネーションを向上させるために開発された、神経筋コントロールにアプローチする姿勢制御系の運動である。 12名の健常者を対象に、スクワット姿勢でのハンマロビクス運動と、従来のスタティックな姿勢でのスクワット運動中の筋活動を比較した。結果、ハンマロビクス運動において下肢体幹筋の筋活動が有意に高まった。更に極端に軽い負荷でのハンマロビクス運動において、重量のある運動と比べ筋活動に差はなく、軽い負荷での有効性も示唆された。これらの成果は学会発表及び論文公表にて広く周知した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ハンマロビクス運動において下肢体幹筋の筋活動が有意に高まり、且つ軽い重さのものでも重量のあるものと同等の活動量が認められた。このことからハンマロビクス運動が、アスリート、ノンアスリートに関わらず、バランス能力向上、また腰痛予防の新たなエクササイズとして効果が期待される。
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