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適度な自発運動は、炎症性大腸炎を予防できるか?

研究課題

研究課題/領域番号 19K11474
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分59020:スポーツ科学関連
研究機関順天堂大学

研究代表者

松本 綾子  順天堂大学, 大学院スポーツ健康科学研究科, 特任助教 (20833825)

研究分担者 飯泉 恭一  柴田学園大学, 生活創生学部, 准教授 (30439351)
川崎 広明  昭和女子大学, 生活科学部, 講師 (40531380)
棗 寿喜  東海大学, 医学部, 特任助教 (90761841)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワード炎症性大腸炎 / 自発運動 / 酸化ストレス / ニトロトリプトファン / 予防効果 / プロテオーム解析
研究開始時の研究の概要

本研究では、炎症性大腸炎(IBD)の運動による予防効果とその抑制の仕組みをタンパク質レベルで解明することを目的とする。IBDは、国から難病指定されている慢性疾患であり、その発症機序の解明と治療法の確立は喫緊の課題である。最近、運動によって炎症性疾患が抑制されるという報告がなされたことを受け、本研究では、IBD誘発モデルマウスを用いて、タンパク質の量及び質的(タンパク質修飾)な変化から、IBD発症の仕組み、さらには運動によるIBD予防効果の仕組みを明らかにする予定である。

研究成果の概要

本研究では、運動による炎症性大腸炎(IBD)の抑制効果をタンパク質レベルで明らかにすることを目的として研究を進めてきたが、当初の予想に反して、運動による明らかな炎症抑制効果を確認することができなかった。そこで、計画を変更して、運動に関係なくIBD誘発マウスで、発現量と翻訳後修飾に差があるタンパク質を二次元電気泳動で調べた。その結果、差は小さいものの発現量に変化の見られるタンパク質が複数観察された。また、翻訳後修飾についても、リン酸化、およびニトロ化タンパク質を網羅的に同定することができた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、炎症性大腸炎(IBD)の発症、および病態形成への関与が期待されるリン酸化、およびニトロ化タンパク質を網羅的に同定することができた。特にニトロトリプトファンは新規の翻訳後修飾であり、優れた炎症、及び酸化ストレスマーカーである。さらに、最近の研究では、ニトロトリプトファン修飾による酵素活性阻害効果など新たな働きも明らかになりつつある。本研究で同定したニトロ化タンパク質は、IBD早期発見のマーカーとしての活用や、発症メカニズムのさらなる解明への手がかりとなることが期待できる。

報告書

(5件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-01-30  

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