研究課題/領域番号 |
19K11488
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
|
研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
大川 信行 富山大学, 学術研究部教育学系, 教授 (10185209)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
|
キーワード | バスケットボール / ディフェンス・システム / 系統 / 歴史的研究 / 戦術 / 歴史研究 |
研究開始時の研究の概要 |
競技としてのバスケットボールは非常に戦術的要素が強く、その成否が勝敗を左右するスポーツでもある。なかでもディフェンス・システムの変更は戦局を変える手段としてよく使わている。 そこで本研究では、戦術史の観点から、今日まで使われてきた多種多様なディフェンスを取り上げ、それらの系統を年代別、使用された局面別に明らかにすることで、現在使われている戦術並びに新たな戦術開発のためのデータベースを作成することを目的とする。
|
研究成果の概要 |
バスケットボールにおけるディフェンスシステムの系統は3つに大別することができる。初期のディフェンスは「マンツーマンディフェンス」であり、1920年までに「ゾーンディフェンス」が誕生していた。その後、60年代までにゾーンはいろいろな陣形を派生させていた。 1960年代から70年代にかけては、積極的にミスを誘発させる「プレッシャーディフェンス」が普及すると共に、マンツーマンとゾーンを組み合わせたコンビネーションディフェンスも登場していた。1980年代から90年代かけては、ピッグアンドロールに対するドロップ、ショウ&リカバリー、ブリッジといった戦術も派生させていた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
バスケットボールにおけるディフェンスの発展はそれと相反するオフェンスとの関連性が深く、お互いが表裏の関係をを保ちながら発展してきている。特に、現在使われているディフェンスシステムの大半は、1970年代までにその基本形が出来上がっており、これらのシステムを中心的に解明することで、現在使用されている主なディフェンスの分析並びに新たな戦術の開発が可能となってくる。この点に本研究の学術的意義が見いだされる。また、本研究の成果は中学校からプロに至るディフェンス分析や新たな戦術開発の一助になるだけでなく、スポーツ戦術論の一領域として、ほかの球技種目にも応用可能な波及効果が得られる。
|