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カルニチンの持続的投与作用:全身の代謝と中枢神経系におよぼす分子機構

研究課題

研究課題/領域番号 19K11492
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分59020:スポーツ科学関連
研究機関鹿屋体育大学

研究代表者

吉田 剛一郎  鹿屋体育大学, スポーツ生命科学系, 准教授 (10274870)

研究分担者 堀内 正久  鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (50264403)
佐伯 武頼  鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 客員研究員 (10056070)
牛飼 美晴  鹿児島大学, 医歯学域医学系, 助教 (70232816)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワードカルニチン / 脂肪酸代謝 / JVSマウス / 絶食 / 中枢神経系
研究開始時の研究の概要

カルニチン投与が、全身の代謝と中枢神経系におよぼす持続的効果について検討を行う。カルニチン欠損JVSマウスを用いて、カルニチンの投与効果をより明確に示す。全身の代謝面から、カルニチンの律速酵素やその上流に位置する系の関与を明らかにする。中枢神経系については、末梢の脂肪酸代謝に関わるオレキシン神経活動を賦活化するグルタミン酸やヒスタミンの関与について、また、運動の調節に関わるドーパミンとセロトニンについて、脳内における変化を検討する。

研究成果の概要

カルニチンの持続的投与作用について、全身の代謝と中枢神経系におよぼす分子機構より検討を行った。カルニチン欠損JVSマウスの自発行動量は、絶食により低下した。低下した自発行動量は、カルニチンの1回投与により増加し、少なくとも2日間継続した。この時、全身の代謝について、カルニチンは律速になっていなかった。中枢神経系においては、絶食により低下した視床下部外側野におけるc-Fos陽性のオレキシン神経細胞の割合は、カルニチン投与によって増加した。しかしながら、脳におけるグルタミン酸レベルの変化は認めなかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

カルニチンの自発行動量におよぼす持続的投与作用について、カルニチン自体を欠損しているモデル動物を用いて検討することは、運動が生体内代謝におよぼす種々の影響を明らかにする中で、カルニチンのおよぼす特徴を極めて明確に示すことができると考える。運動エネルギーの獲得そのものの理解に役立つものであり、栄養学的に一流の持久性スポーツ選手の育成に必要な基礎知識を与えると考える。一方、近年、カルニチンの栄養学的必要性が認められ、疲労回復やダイエットにおける効果も強調されている。しかしながら、その機構については不明な点も多い。これらを追究することは、健康の維持・増進に必要な情報を与えると考える。

報告書

(6件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 脂肪酸代謝障害におけるストレス脆弱性の解析2021

    • 著者名/発表者名
      牛飼美晴、小牧祐雅、吉田剛一郎、堀内正久
    • 学会等名
      第94回日本生化学会大会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2025-01-30  

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